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就活Q&A

就活生からの疑問に関する、一般的な回答を掲載しています。
就活は一人ひとり異なった回答・やり方が大前提となりますので、あくまで1つの参考例としての掲載です。

エントリー編 履歴書・証明書編 写真編 書類提出マナー編 ES文章作成編
自己分析編 企業研究編 面接編
(マナー)
面接編
(面接全般)
面接編
(質問と回答)
GD編 筆記試験編 その他
(就活用語)
その他
(ビジネス用語)
その他
(就活全般)

エントリー編

Q1 エントリーとは何ですか?
A1 エントリーとは、「その企業に興味がある」という意思表示をすることです。
企業の採用HPやナビなどで、エントリーができます。エントリーしたからといって、必ずその会社を受験しなければならないわけではありませんが、エントリーするとあなたの個人情報が企業側に送られます。
そうすると、企業から選考に関する詳しい情報がEメールなどで届くようになります。
その際、その会社を受けるために必要な「受験ID」や「パスワード」が発行されますので、きちっと保管・管理しておくと便利です。
選考の詳細情報をタイムリーに知るためにも、関心がある企業には、積極的にエントリーしてみることが大事です。
Q2 プレエントリーとエントリーの違いは何ですか?
A2 最近では「プレエントリー」と「エントリー」を企業側が分けて表現していることがあります。
これは、会社によって異なるので志望企業ごとに、ご自分で調べていただくとよいと思います。
もし、表現が分かれている場合、「プレエントリー」はWEB上(採用HP、ナビ等)で行うWEBエントリーの事を指し、企業の選考情報を受け取る意思表示とされることが多いです。一方、「エントリー(本エントリー)」はエントリーシート(紙が多い)の提出を示し、その会社への正式選考応募を指すことが多いです。
Q3 就活用にフリーメールアドレスを使っても大丈夫でしょうか?学校の方がよいでしょうか?
A3 フリーメールアドレスを就職活動に使っても全く問題ありません。フリーメールだから企業からの印象が悪いということは一切ありません。ちなみに、携帯メール(docomo,softbank,ezweb等)は、ビジネス用には向きませんので、避けた方がよいと思います。

むしろ、大切なのは、頻繁にメールチェックできる体制を整えておくこと。
企業から説明会予約の案内が届いた場合、いち早くアクセスしないと満席になって予約できないという事態が就活中では頻繁に起きるからです。
就職活動中は、1日に最低3回、できたら2~3時間おきにはメールをチェックできるような体制を整えておきましょう。
Q4 WEBエントリー(プレエントリー)時の質問は、選考に影響しますか?
A4 WEBエントリー時の回答が選考にどれだけ影響するかは、各企業で異なります。
WEBエントリーの文章が書類選考対象になる場合は、その旨がWEB上に注意書きとして書かれていることが多いので、送信前に選考フローなどをチェックしておきましょう。
また、WEBエントリーの内容が書類選考として加味されない場合でも、提出した書類は選考の最後まで参考とされますので、記述内容をコピーしてデータを残しておくことが大切です。
Q5 エントリーシート(ES)の提出締切が複数回ある場合、どの回に出せば良いですか?
A5 締切が複数回ある場合、一般的に企業は応募者をいっぺんに選考するのではなく、いくつかの集団にわけて、選考から内定出しまでを進めていきたいと考えています。ですから、早い回に応募したほうが、早く選考が進み、内定も早い段階でいただけるといえます。
Q6 エントリーシート(ES)の通過率の平均を教えてください。
A6 一般的には、世の中のあらゆる企業を全体とした場合、平均通過率は、60%~70%と言われています。但し、中には通過率の平均が10%以下という企業もあります。
採用人数が少ないにも関わらず、学生のエントリー数が多い企業などは、もちろん倍率が高くなり、ES通過率は大変低くなります。特に、消費財・食品メーカーや出版等は厳しいと言われています。
ただ実際には、個々の企業によって(さらに同じ企業でも職種やコースによって)通過率は異なります。従って、可能な限り、事前にその企業のエントリーシート通過率を調べることで、効率よく就活が進められます。特に、そこまで志望していないのに、通過率10%以下の企業にエントリーシートを提出しても、ただの時間の無駄になってしまう可能性があるからです。逆に、通過率10%以下の会社にどうしても入社したい場合は、入念な準備が必要となります。ご自身の志望度と企業の倍率を鑑みて、効率的に就活を進めることも、大切なことです。
Q7 エントリーしたのですが、企業から返信が届きません。どうすればよいのでしょうか?
A7 企業からの返信が届かない場合、登録したEメールアドレスや住所が間違っている可能性もありますので、しっかりと登録内容を確認してみてください。
もし、選考の時期を迎えているにも関わらず、企業から連絡がない場合は直接お問い合わせしてみましょう。問い合わせをすることで、企業にマイナスな印象を与えるということはありません。
Q8 現在大学院生です。学部生時代に不採用になった企業に、もう一度応募しても問題ないですか?
A8 学部生時代に不採用になった企業に、大学院生になった今の段階で再度応募されても問題はありません。
ごく稀に、採用担当者が前回と同じ方であり、学部時代に応募した記録が残っている場合がありますので、その際は「前回の応募時から自分の成長したことを感じさせる」などの対応策は必要だと思います。
Q9 春採用で不採用になった会社に、夏採用で再応募はできますか?
A9 一般的には、同じ年度内での再応募は受け付けていません。受験と同じように、チャンスは1度という企業が多いです。
ただ、どうしても諦めきれないのであれば、企業に直接問い合わせをして、熱意を伝えてみることは、一度試してみても良いことだと思います。

履歴書・証明書編

【経歴の記述について】

Q10 履歴書は、大学のものと市販のもの、どちらを使うべきですか?
A10 履歴書は、大学のものでも市販のものでも、どちらを利用されても問題ありません。それが選考に影響することもありません。
ただ、大学の履歴書のほうが、市販のものよりも新卒採用に即した項目になっているようです。
自己PR欄が大きかったり、「学生時代に打ち込んだこと」という欄が設けられているものもあります。アピールできることも多いので、大学独自のものを利用する方がお奨めです。
Q11 履歴書の日付けは、記入日?それとも提出日?
Q11 履歴書の日付けは、「記入日」を記入するのが一般的です。
企業より面接の際に履歴書を持参するよう言われた場合は、その面接日を記入しましょう。
また、郵送の場合は、いつ企業に届くのかわからないので、履歴書の投函日で問題ありません。
Q12 応募書類にはどんな資格でも書いてもよいのでしょうか?
A12 応募書類に書く資格については、特に決まりはないです。
仕事として、役立つ資格と思われるものや、変わった特技としてアピールしたいものは、記載してください。
新卒採用では、よほどふざけたものでない限り、記載しても良いと思います。
Q13 賞罰って何を書けばいいですか?
A13 賞罰の「賞」は、一般的には日本国内などの大きな大会や名誉ある賞の受賞・入賞経験などです。
具体的には国体優勝や二科展入賞が挙げられます。(県大会などでも十分アピールになります。)
また、賞罰の「罰」は犯罪を犯し罰せられた刑罰のことです。ただ、不起訴になったものは不要となります。
特に賞罰がない場合は「賞罰なし」と記載してください。なお最近の履歴書では賞罰の欄がないものも多いので、その場合は、書く必要はありません。
Q14 履歴書内の「趣味・特技」等の欄に特に記載することがありません。
A14 履歴書内に、「特になし」と記載してしまうと、アピールの場をひとつ減らしてしまうことになります。これはもったいないと思います。印象が悪くなるということはありませんが、やはり記載されていた方が、メリットは大きいケースが多いです。
趣味や特技が無い場合には、今努力していることや、興味を持っていることなどをまとめてみてください。
「趣味・特技」という項目名にこだわることなく、あなたの人間性をアピールできそうな何らかの情報を盛り込んでみてください。
Q15 TOEICは、何点以上から企業へのアピールとなるのでしょうか?
A15 一般的に700点以上ある場合は、記述してもよいと思います。
英語をあまり必要としない企業の場合は、600点台でも評価してもらえることもありますが、「努力はしているが、ビジネス英語には達していない」という評価になってしまうことも考えられます。英語を頻繁に使う企業であれば、800点台後半位ないとアピールになりません。 英語が必要とされている仕事なのにも関わらず、現在の英語レベルが入社基準に達していない場合は、面接などで、「入社までに●点を目指します」と意欲をアピールするとよいと思います。
その会社で求められている英語レベルを調べた上で判断した方がよいと思います。
Q16 TOEIC IPの点数を履歴書に記載した方がよいですか?
A16 「TOEIC IP」も多くの大学で取り入れられていますから、応募書類に記載して大丈夫です。
ただ念のため、「○○○点(TOEIC IP)」などとIPのスコアであることがわかるように記載しておくとよいと思います。
Q17 ゼミ欄には、学んでいる分野も一緒に記載したほうがよいですか?
A17 学んだ分野も一緒に記載しておくとよいと思います。
採用担当者が知りたいのは、「ゼミでどのようなことを学んでこられたのか」という点です。
ですから、教授名で記載した後、「○○○ゼミ(□□□分野)」などと補足しておくとよいと思います。
Q18 卒業した高校名が変更になっている場合、応募書類にどのように書けばいいですか?
A18 応募書類には、卒業した当時の学校名と現在の学校名を両方記載しておくとわかりやすいです。
卒業した当時の学校名を記載し、その後ろにカッコをつけて(現:○○○高校)と書くとよいと思います。
-例--
■■高校(現:○○○高校)
   
Q19 大学卒業後、現在専門学校に通っています。私の最終学歴は「大学卒」で良いのでしょうか?
A19 大学卒というのは、「学士」を取得しているということを意味しています。
ですので、一度大学を卒業して「学士」を取得しているので、「大学卒」で問題ありません。
Q20 夜間の大学に行っています。履歴書には、大学名だけを記載するのではダメでしょうか?
A20
夜間大学の場合でも、大学名だけでなく、学部学科の正式名称を記載しましょう。
履歴書では、正確な経歴を伝えることが大切です。
「○○大学○○学部二部」「○○大学○○学部第二部○○学科」と記載してください。
Q21 入学時と卒業時の学部の名称が違います。(大学側による学部名変更)
履歴書に記載する際に、どのように書けば良いでしょうか?
A21 学部名が変更した場合、入学時のものと、変更後の学部名を2つ記載していただければと思います。
例えば、入学時が「A学部」、現在の学部名が「B学部」だった場合、履歴書には以下のように記載しましょう。
===
平成21年4月 ○○大学A学部(名称変更のため、現在B学部)に入学
平成25年3月 ○○大学B学部卒業予定
===
Q22 今後、引越しが決まっている場合、履歴書にはどの住所・電話番号を記載すればよいですか?
A22 履歴書には、現在の住所・電話番号を記載すれば良いと思います。
備考欄に、引っ越し予定日と引っ越し後の住所を記載すれば、企業側も把握できるかと思います。
Q23 大検は学歴欄と資格欄どちらに記載するべきですか?
A23 学歴欄・資格欄、どちらでも構いません。
高校中退から大学入学までの流れをスムーズに伝えたい場合は、学歴欄に記載されても良いと思います。その場合は、以下のように記載されると良いと思います。参考にしてください。
---例---
XXXX年XX月 ○○高校○○科中退
XXXX年XX月 大学入学資格検定取得(現:高卒認定)
XXXX年XX月 ○○大学○○学部○○学科 入学
XXXX年XX月 ○○大学○○学部○○学科 卒業見込み
---------
Q24 「満年齢」って何ですか?
A24 「満年齢」とは、誕生日を迎えるたびに1歳加算される年齢の数え方です。
「学年」の年齢ではなく、今現在の年齢を記述してください。 

以下に満年齢の数え方を記載しましたので、参考にしてください。
【例 :1989年5月10日生まれの場合】 
現在を2011年とすると、 
2011 - 1989 = 22となり、2011年の誕生日に「満22歳」になります。
ですから、誕生日の5月10日を迎えるまでは「満21歳」、5月10日以降は「満22歳」と記載しましょう。
Q25 資格の名前は、正式名称で書かなくてはいけませんか?
A25 履歴書では、資格名は正式名称で記載した方が良いと思います。
記入スペースが狭く全ての資格が書けない場合は、略して記載するなどして工夫しましょう。
Q26 履歴書の職歴欄に、アルバイト経験を記載しても良いですか?
A26 学生時代のアルバイト経験は、一般的には職歴とみなされませんので、記載しないようにしましょう。
「職歴」と書いた下の行には「なし」と書くようにしてください。
Q27 教員免許を資格欄に記載したら、不利になりますか?
A27 教員免許を持っているというだけで、不利になることはないと思います。
ただ、「教師を目指していたのか?」「本当は教師志望なのではないか?」など、聞かれることはあるかもしれません。
そのため、これらの点が回答できるように、事前に準備しておく必要はあります。
Q28 履歴書には必ず押印しなければいけないのでしょうか?
A28 履歴書は自分の過去の経歴を正式に申請するもので、身分証明書に近い役割があります。
ですので、押印は「この履歴書の記述内容に虚偽がないことを証明します」という意思表示となります。
押印欄のある履歴書の場合は、しっかり押印するようにしましょう。傾いたり、かすれることのないように気をつけてください。押印欄のない履歴書の場合は、押印せずに提出しても問題ありません。

【経歴の記述について】

Q29 卒業見込証明書と成績証明書の提出はコピーでも良いのでしょうか?
A29 コピーではなく、正式なものを提出しましょう。
提出する度に学校へ行き発行するのでは手間ですから、一度に数枚まとめて発行すると良いと思います。
また、学校によって発行ができる時期が異なりますので、何月から発行してもらえるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
Q30 学校発行の証明書(成績証明書、健康診断書、卒業見込み証明書など)を締切日までに
用意できない場合、どうすれば良いですか?
A30 提出締切りまでに用意できない書類がある場合は、その旨を事前に伝えておけばよいと思います。
面接などで持参の場合は、口頭で「成績証明書は○月に発行予定のため、用意でき次第送付させていただきます。」と説明しましょう。郵送の場合は、書類送付状に、同様の文章を添えて郵送するとよいと思います。
Q31 「健康診断を受けていなくて、健康診断書がない!」どうすれば良いですか?
A31 健康診断書は、お近くの病院で健康診断を受け、発行していただくことが可能です。
一度お近くの病院に問い合わせてみてください。
その際は「就職活動中で健康診断書が必要なため、健康診断を受けたい」という旨をお伝えいただくと、スムーズに対応していただけると思います。

写真編

Q32 履歴書やエントリーシートに貼り付ける写真の注意点を教えてください。
A32 書類選考時の写真は言うまでもなく非常に重要な役割を持ちます。
会ったことのない学生に対して、人事が印象を判断するのは写真だからです。

以下に、写真を提出する際の基本的な注意点を記載しましたのでご確認ください。
・スピード写真などは避け、できれば写真館で撮りましょう。
・正面を向いて、顔がしっかりと分かるものをえらびましょう。
・「真顔」というよりも、少し口角を上げて、やや微笑んでいる印象のものがベスト。
・3ヶ月以内に撮影したものを使用。
・万が一、剥がれてしまっても、誰の写真か分かるように、写真の裏には、「名前・大学名・受験ID」を記入しておきましょう。
・スーツ着用で撮影する際、シャツの色は、白やパステルカラーなど薄い色で明るめの色を選ぶと印象がよいと思います。
Q33 履歴書の写真はカラー?モノクロ?どちらがよいのでしょうか?
A33 履歴書の写真は、カラーでもモノクロでもどちらでも問題ないですが、カラーの方が明るい印象なので、カラーをお奨めします。
Q34 履歴書用の写真は、スピード写真だとダメですか?
A34 履歴書用の写真は、表情がはっきりとわかり、明るい印象を与えられる写真であることが大切です。
写真館やスタジオで撮影すると、明るさやピントなど、状況に合わせて調整してもらえますので、お奨めです。
もし時間やお金の面で厳しい場合は、スピード写真で撮影したものでも仕方ありませんができるだけ明るい写真になるように撮りましょう。
Q35 証明写真は「笑顔」と「真顔」のどちらが良いでしょうか?
A35 「笑顔」か「真顔」か、ではなく、「印象よく、感じよく見えるか」が大切だと思います。
「真顔」というよりも、少し口角を上げて、やや微笑んでいる印象のものがベスト。
ただ、笑顔を作る事で歯が見えすぎてしまったりすると、品に欠ける印象を持たれる場合もあります。
自身で自然な表情を鏡などを使って練習してみたり、服装や髪型も含め、家族や先生など社会人の先輩にチェックしてもらって、「他人から印象のよい表情」を客観的に理解してから撮影に臨まれるとよいと思います。
Q36 眼鏡をかけたままの証明写真はだめでしょうか?
A36 普段眼鏡をかけていて面接時もそうされるのであれば、写真を撮る際にも眼鏡をかけた方が良いと思います。
ただ、撮影時に眼鏡で光が反射し、お顔の表情が分からないものになってしまうのは良くありません。
心配なようでしたら、細かい指示や調整をしていただける写真館での撮影をおすすめします
Q37 眼鏡のフレームの色、どんな色なら大丈夫?
A37 自分の雰囲気に合っており、奇抜なものでなければ問題ないように思います。
肌馴染みのよい茶色系やグレー系がお奨めです。黒フレームやシルバーフレームも悪くないですが、きつそうに見えてしまうこともあります。
就職課の方や就職活動を終えた先輩に一度見てもらうと良いと思います
Q38 エントリーシート(ES)でスナップ写真を求められた場合は、どのような写真を選ぶとよいのでしょうか?
A38 どのような写真でもよいです。一人で写っているものでも、複数人で写っているものでも大丈夫です。
ただし、スナップ写真の場合、面接で写真についてのエピソードを聞かれることがあります。ですから、写真を通して、自己PRにつながったりするものを選ぶとよいですね。

ちなみに、エアライン(CA)やアパレル販売職など、「企業の顔」として活躍するような職種によってはスナップ写真が重要な評価になることもあります。
この場合は基本的には一人で、全身がはっきりと映っている写真を撮影する必要があります。エアライン(CA)の場合のスナップ写真は、全体のスタイルが分かるもの、清楚な印象のものがよいです。アパレル販売職などの場合は、そのブランドに合ったイメージのコーディネートができているか?コーディネートのポイントなどを質問されることが多いので、これらの質問に答えられるような写真を撮る事が大切です。
Q39 履歴書に写真を添付し忘れてしまいました! どうすれば良いでしょか?
A39 どのように対応したらよいかは企業によって異なるので、企業に問い合わせをしてみましょう。
まずは正直に不備があったことをお詫びをした上で、企業側の指示を仰いでください。
企業の了解が得られれば、速やかに送付しましょう。その際は送付状にお詫びを添えることを忘れずに。

書類提出マナー・テクニック編

【手書きの書き方について】

Q40 応募書類は、事前にコピーしておいた方が良いって本当ですか?
A40 できるだけコピーしておくとよいと思います。
面接では、応募書類に記載した内容から多く質問されます。ですから、どのように記載したのかが事前にわかっていれば、企業からどのような質問をされるのか想定しやすくなりますし、面接でもスムーズに回答できると思います。
Q41 履歴書やエントリーシートを書き間違えたとき、修正液を使っても良いですか?
A41 修正液を使ったことは企業側でも分かりますし、「間違いを書き直すほど当社の選考に手間をかけたくないんだな」と思われてしまう可能性があります。
確かに手間はかかりますが、間違ってしまったら新しく書き直してください。
もしくは、字を間違いやすいのであれば、一度シャープペンなどで薄く下書きをしてからその上をペンでなぞるとよいと思います。
Q42 履歴書を書くペンはどのようなものがよいですか?
A42 履歴書は黒ペンが主流です。紺や青も避けた方がよいでしょう。また鉛筆も正式書類には非常識とされます。
履歴書の場合は、文字を強調したい場合でもカラーペンは避けましょう。
もし、見やすくしたい場合は、黒ペンで太さを変えたり、下線を引く、というものであれば、好感を持ってもらえると思います。
Q43 エントリーシートや履歴書で文章を目立たせるために、カラーペンを使うのは良いでしょうか?
A43 履歴書の場合は一般的にはNGです。目立たせたい場合は、その部分だけ黒太字のペンで文字を書くか、下線などで工夫するのに留めましょう。
エントリーシートの場合も、派手すぎるエントリーシートになってしまうのはNGだと思います。もしカラーペンを使うなら、何点かにポイントを絞りましょう。

ただ、エントリーシートの場合は、A4白紙に「自由にあなたを表現してください」という類の自由度が高いテーマ設定をしてくる企業もあります。その場合、カラーペンを使ったり、写真を貼ったり、存分に創造力を働かせて表現しても問題ありません。
Q44 「説明会でエントリーシート記入!」どのような対策をすればよいですか?
A44 「自己PR」「志望動機」「入社後やってみたい仕事」など、基本的な質問事項に関して事前に、文章を200~400字程度で作成してメモで持参していくとよいと思います。(実際の記入する現場でメモを見ながらエントリーシートを作成できるかどうかは、参加される説明会の状況によって変わってきます。)

また、会社資料などを見て記載できる雰囲気であれば、持参されたメモなどを見ながら、その日の説明会で聞いた情報や会社資料などの情報を付加するとよいと思います。

【郵送方法について、手渡しの方法について】

Q45 応募種類を郵送する際の注意事項を教えてください。
A45 エントリーシートなどの応募書類を郵送する場合の決まりは、特にありません。
ビジネスマナー上、丁寧だと感じて頂ける方法を撮りましょう。

例えば
・書類がA4などの場合は、折らずにA4が入る封筒で郵送する。
・書類が折れないように、クリアファイルに入れる。
・書類送付状を付けて送る。
などです。

逆に避けたいのは
・宛先等の誤字・脱字
・宅急便での配達(相手が印鑑を押さなければならないという手間がかかる)
などです。

下記に書類送付状の例を記載します。
-----例-----
    平成○年○月○日
  株式会社△△△△△
人事部 ○○様
  〒○○-○○○
東京都○○区○○ △-△-△
○○○大学○○○学部○○学科
○○○○(氏名)

    拝啓 貴社益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

  このたび、貴社募集の▲▲職の求人を拝見し、応募させていただきます。
履歴書ならびにエントリーシートをお送りいたしますので、ご査収の程、よろしくお願い申し上げます。
  敬具
Q46 提出書類の宛名には、「様」と「御中」のどちらを使えば良いですか?
A46 「採用担当者」など個人に送る場合は、「様」を使用します。
「人事部」など、個人名以外の社名や部署名を宛名で送る場合は、「御中」を付けるようにしてください。
これは、郵送でも、メールの場合でも同じです。
Q47 エントリーシートを説明会に持参して手渡しする場合、封筒に入れたほうが良いですか?
A47 エントリーシートは、封筒やクリアファイルに入れた状態で持参すると、綺麗な状態で企業に提出できると思います。
なお、封筒に入れて説明会に持参する場合は、宛名などを記載する必要はありません。
裏面に、大学名と氏名を記載しておくと良いと思います。

エントリーシート文章作成編

【文章作成全般】

Q48 「御社」と「貴社」はどう違うのですか?
A48 「御社」「貴社」に関してですが、口頭では「御社」、書面上では「貴社」として使い分けるようにしてください。

  また、一般企業以外の応募先をどのように呼ぶのかについては、下記にまとめてみましたので、
ぜひこちらをご活用ください。

  業種 口頭上の呼び名(書面上の呼び名)
========================================================
銀行 御行(貴行)
事務所 御所(貴所)
病院 御院(貴院)
協同組合 御組合(貴組合)
信用金庫 御庫・御金庫(貴庫・貴金庫)
協会 御会・御協会(貴会・貴協会)
省庁 御省(貴省)
都道府県 御庁・御県(貴庁・貴県・貴府・貴道)
学校 御校(貴校)・貴学
Q49 エントリーシート(ES)を書く上で大事なことは何ですか?
A49 1)相手の目線で書かれているか?(質問の意図に合っているか?)
2)見易さ、読みやすさ
3)最初の一行を結論からスタートする⇒読むか読まないかを決めるため(特に人気企業)
4)他人との差別化、つまりオリジナリティー。(特に人気企業)
5)企業に貢献できる学生か?(うちの会社で役立つ学生か?)(仕事で成果がだせる人材か?)

エントリーシートの対策をする上で、最初の一行はとても大事です。
なぜなら、人事はエントリーシート(ES)を最初の一行で、その先を「読む」か「読まないか」を決める傾向が強いからです。

もう少し、詳しく書くと、最初の60秒で「具体的な経験内容・経歴(学歴含む)」と「最初の一文」をさっと見てみて、何が言いたいのかが伝わってこない、または、平凡で、興味が持てないと判断すると、落とします。人気企業になればなるほど、その傾向が強くなります。
Q50 そもそも、就活でエントリーシート(ES)を実施する意図はなんですか?
A50 ①面接(もしくはグループディスカッションなどの対面選考)に呼ぶ学生を選ぶため
企業も応募者全員と面接するのは不可能です。
ですので、エントリーシートや筆記テストなどで、面接(もしくはグループディスカッションなどの対面選考)に呼ぶに学生を厳選します。エントリーシート(ES)で「この人と面接で会いたい」と思わせることは大切です。

  ②面接の資料にする
面接官はあなたと面接を行う前に、前もってあなたがどういう人物か知りたいのです。
その上で、面接を行い評価していきます。
その事前資料となるのが、エントリーシート(ES)・筆記テスト・履歴書などです。エントリーシート(ES)を書く際に、事前に、面接時に役立つような内容を仕込んでおくことも大切なことです。

  ③建前上、エントリーシート(ES)による選考を実施する
企業によっては、エントリーシートの内容を見ず、学歴だけで面接に呼ぶ学生を厳選している企業もあります。
中には、人手が足りなくてエントリーシートの内容を見ることができない企業もあります。そうなれば、最も効率がいい方法として、内容は見ず偏差値の高い大学の学生だけ通過させ、その中から面接をしていくのです。
表向きで「学歴で初期選考をします!」と言えないので、エントリーシート(ES)を実施し、ESの内容で判断しているという建前を作るわけです。ただ、最近はこのような企業は少数になりつつあります。
Q51 「学生時代に頑張ったこと」と「自己PR」はどう違うのですか?
A51 基本的には同じですが、「学生時代に頑張ったこと」の方は、実際に行ったエピソードに重点を置かれた質問です。ですので、冒頭の文章は「私は●●に取り組みました」というような書き出しになります。

一方、「自己PR」はあなたの強みに重点を置かれた質問であり、その具体的な行動事例としてエピソードを用いて説明するというものです。
ですので、冒頭の文章は「私は●●することができます。具体的には、大学時代●●に取り組んでいた時・・・」という書き出しになります。

双方、エピソード部分は重複することがあると思いますが、面接やESでの設問に応じた回答をしていく必要があります。 
ただ、同じ企業から「学生時代打ち込んだこと」と「自己PR」の両方聞かれる場合もありますので、エピソードや強みを2~3個準備しておくと良いと思います。
Q52 エントリーシート(ES)で、「学生時代に打ち込んだこと」は、中学や高校のときのことでも良いですか?
A52 あまり昔の話題ではアピール力が弱くなってしまいます。
企業が知りたいのは、過去のあなたではなく、現在のあなたです。できれば、大学に入ってからのご経験を記載することをお奨めします。
Q53 志望動機や自己PRを面接できかれたら、エントリーシートと同じことを言ってよいのでしょうか?
A53 面接で自己PRや志望動機を尋ねられた際も、伝える内容はエントリーシートの内容に沿ったもので問題ないです。
逆に内容が変わってしまうと、一貫性がなく説得力もなくなってしまいます。

ただ、書いた内容を思い出しながら棒読みしているような話し方になってしまうことなどはないように、模擬面接などでしっかり面接の対策はしてください。

面接の場は、採用担当者と直接会ってお互いを知る良い機会でもあります。エントリーシートの内容をベースにして、面接官との会話を楽しめるように工夫してみてください。
Q54 「学生時代頑張ったこと」が特にありません。 どうしたら良いでしょうか?
A54 このような質問では、大きな実績や珍しい体験だけが求められるわけではありません。
普通のアルバイト、サークル、部活などの小さな成功体験や工夫も、十分アピール材料になります。「小さな成功体験」からは、「そこから得た気づき・学んだこと」を掘り下げていくと良いです。どんな経験からでも、そこから学んだことというのはあるものです。
(飛びぬけた実績や珍しい経験をしている人しか内定をもらえないわけではなく、
いわゆる「普通の大学生」でも、就職できている人がたくさんいるので安心して頂ければと思います。)
Q55 エントリーシート(ES)で他社選考状況を聞かれた時、他業界も受けていることを記載しても良いですか?
A55 他業界の企業を記載しても大丈夫です。
ただ、記載されている企業の業界や業種が、あまりにもバラバラですと「この学生は、どの企業でも良いのではないだろうか?」などと、捉えられてしまう可能性もあると思います。
ですから、なるべく同業界や同職種など、関連性のある企業を中心に記載し、自分の企業選びの軸がみえるようにすると良いと思います。
Q56 エントリーシート(ES)がなかなか通過できません! どうしたらよいでしょうか?
A56 企業によってエントリーシート選考の選考ポイントは異なりますので、まずは応募先企業の傾向を知ることが対策の第一歩です。
次に、エントリーシートでは、第三者である採用担当者がエントリーシートの見た目と内容から、「会ってみたい!」と思うかどうかが大切になります。
ですから、まずは作成したエントリーシートを、先輩や社会人の知り合いなどの第三者に見ていただくことをおすすめします。客観的な視点からアドバイスをもらい、それをもとに繰り返し推敲を重ねる必要があると思います。
また、自分でもできる基本的なチェック項目は以下になります。
  -----
・設問の意図を正確に理解できているか?
・見易くかけているか?(レイアウトや誤字脱字、文字の丁寧さ)
・具体性があるかどうか?
→抽象的な内容では第三者には説得力がありません。
自分の経験の中から具体的なエピソードを抽出・活用して、採用担当者に具体的にイメージしてもらい、リアル感を感じさせる必要があります。
・希望する仕事に合ったアピールができているか?
→採用担当者は自社で活躍できそうな学生を欲しいと思っています。
Q57 エントリーシート(ES)の主な、質問例を教えて下さい。
A57 基本的な質問は下記3つです。
 
自己PR
学生時代打ち込んだこと
志望動機

  その他の質問例としては、
・学生時代に困難を乗り越えてやりとげたこと
・長所、短所は
・あなたが挑戦してきたこと
・あなたが挫折・失敗した経験
・主体的に行動した経験
・他者を巻き込んだ経験
・自分の能力を活かし、取り組 みたい仕事
・5年後・10年後の夢・ビジョン
・入社してやりたい仕事、その中であなたの長所は活かせるか?
など
 
上記のような質問をして、エントリーシート(ES)で企業が見ているのは、面接に呼ぶのに相応しい人材か?です。
Q58 エントリーシート対策で、「具体例」が重要だと言われますが、どのように表現すれば良いですか?
A58 一般的に、学生が書いているエントリーシートの内容は、アルバイト・サークル・ゼミ・留学の内容を書くことが多いので、7割~8割が同じような内容だと言われています。
ですので、オリジナリティー(あなたらしさ)を出していくには、相対比較されやすい内容を避け、絶対評価をしてもらえる内容をエントリーシートに書くことが重要になります。
つまり、「何を」やったかだけでなく「なぜ」そして「どう」やったかを、中心に書いていくことです。
 
例えば、「ゼミ長」であれば、
・なぜ、ゼミ長をやり
・どのようなゼミ長を目指し
・どのように実行し
・どのような結果だったか?
・その経験は、その志望企業でどのように活かせるのか?
などを中心に経験を交えて書くとよいと思います。

【回答テンプレート】

Q59 エントリーシート(ES)の『志望動機』の書き方を教えて下さい。
A59 最初に、典型的なテンプレートを記載します。
 
(例)======
私は貴社で、○○を実現したいと考えている。
なぜなら、今まで(学生時代に)、●●を経験してきた。
この●●を生かした経験で培った◆◆が、私の強みだと思っている。
貴社は~~を相手に~~をする仕事だと思うので、私がこれまで培った◆◆で貢献できればと考えている。
 その中でも、特に■■の特徴がある御社を第一志望と考えている。なぜなら、私のビジョンである○○を実現できると思ったからだ。
=========

(解説)
志望動機ではまず初めに、「○○を実現したい」というビジョンをアピールをすることで、人事の興味を引くきっかけができます。但し、その企業のコア(個性)に触れる内容を記載することが大事なことになります。あまりマニアックな内容を書かないように気を付けてください。
・●●で、具体的な自分の体験を交えて記載します。それにより、ビジョンに説得力を持たせます。
・■■は同じ業界の中で、なぜ貴社なのか?に対する回答に相当する文章になります。
Q60 エントリーシート(ES)で『学生時代に力を入れたこと』の書き方を教えて下さい
A60 最初に、典型的なテンプレートを記載します。
  
(例)======
① 私は、○○に力を入れました。
② なぜなら、○○したいと考えたからです。
③ ○○という状況で(○○を目標にし)、○○を工夫しました。
④ その結果、○○(成果)になりました。
⑤ 以上の経験から○○を学びました。
 =========

「学生時代、力を入れたこと」というのは、
学生時代に最も時間をかけてきた活動のことや最も苦労したこと思い入れの強い事を聞きたいわけではありません。
あなたが「学生時代にポジティブな結果(成果)を出した経験または、学んだこと」です。
自分の人生を振り返ると、いくつかあると思います。その中でも、あなたが最も頑張った、工夫した、努力した、輝けた、と思える活動を書いて下さい。
②を書くことで、あなたの個性が出ます。③で具体的に書くことで頑張っている深さやオリジナリティーが伝わります。④⑤で自分と企業の接点を強調します。そうすることで、より強いアピールになります。もし、文字数制限にひっかかるようなら、⑤をなくしても良いです。
Q61 就活のエントリーシート(ES)の自己PRの書き方を教えて下さい。
A61 最初に、典型的なテンプレートを記載します。

(例)====== 
①私の強みは○○(○○と○○)だ。
②原点は、○○時代の○○である。
③そこから、○○を意識して生きてきた。
④学生時代には、○○に発揮された。
⑤特に、○○では、○○という状況で、○○を目指し、○○に挑戦することで、○○という状況(成果)になった。 貴社の仕事でも、○○が必要と思うので、貢献していきたい。
  =========

自己PRの目的は、
あなたの強みが、他の学生と差別化された強みだと理解をしてもらうこと。さらに、あなたの強みがその企業の仕事で生き、しっかりと成果に結びつくものだと感じさせることです。企業に貢献する人材とは、仕事で成果を出せる人材のことです。
③④が自分の強みで、①をより深堀した内容になります。⑤が自分の強みの具体事例になり、①の立証となる文章です。
Q62 就活のエントリーシート(ES)で「あなたの強みは何ですか?」の書き方を教えて下さい
A62 典型的なテンプレートとしては、自己PRのテンプレートと同様で大丈夫です。
「私の強みは○○だ」からのスタートになります。

「強み」のテーマは、どのような「強み」なのか?その内容が大事です。就活で求められている強み、つまり、企業があなたに聞きたいと思っている強みとは、仕事の成果に繋がる強みは何か?になります。従って、「最後まであきらめない性格です」のような仕事の成果とどう結びつくのか抽象的すぎて、イメージが沸かないような強みだとアピール力が弱いです。「勝負に拘り、勝つまであきらめない不屈の精神です」のような強みだと、イメージが沸きやすいと思います。今後そのような視点を考慮してあなたの強みを考えてみてください。
ちなみに、「強み」・「長所」・「得意なこと」・「人より優れていること」などは、どれも同じことです。参考にしてください。
Q63 エントリーシート(ES)で「あなたの挫折・失敗した経験は何ですか?」の書き方を教えて下さい。
A63 最初に、典型的なテンプレートを記載します。
(例)======
私の最大の挫折は○○です。
失敗した原因は○○だと考えています。
しかし、その挫折から○○を学びました。
今後は、○○(改善)を意識し、○○をがんばっていきたい。
 =========

この設問で企業が見ていることは「仕事は失敗がつきもの。仕事で失敗したときには、どのようにして乗り切るのだろうか?」と「今はストレス社会。だから、大きな挫折経験があれば、入社後も大丈夫だろう。ところで、この学生はどのくらいの挫折を経験したのかな?」の2つです。
従って、挫折する前と挫折した後では、何が変わったか?これを伝えることが大切になります。挫折・失敗と言えるほどの経験がなくても、苦労したこと・つまずいたこと、周囲から大変だったと言われる経験を探し出してください。
Q64 エントリーシート(ES)の「あなたの将来の夢は何ですか?」の書き方を教えて下さい。
A64 最初に、典型的なテンプレートを記載します。

(例)======
私の夢は○○だ。
そのきっかけとなったのが(学生時代に)○○だ。
そこで、○○だと思い、今後は○○を実現したいと考えるようになった。
御社では、○○という理由から夢を実現できる環境が整っている。
そんな御社で、○○することで夢を実現していきたい。
=========

この設問で企業が見ていることは「入社後、この学生はどのような活躍をするのだろうか?」「すぐに辞めたりしないだろうか?」「この学生はどのくらいの気持ちで当社を志望しているのだろうか?」などです。
「夢」の内容で大事なことは、上記に記載した「強み」と同様に、仕事の成果に繋がる夢だろうか?あなたの夢と、企業との接点はあるだろうか?ということです。
「それだったら、他の業界でいいのでは?」などと突っ込まれないように気を付けてください。従って、入社後にその企業で働くこと=自らの夢の実現にも繋がる。という方程式を成立させる書き方をすることです
Q65 エントリーシート(ES)の『あなたの長所・短所を教えてください』の書き方を教えて下さい。
A65 最初に、典型的なテンプレートを記載します。

(例)======
私の長所は〇〇です。
具体的には、○○という状況で、○○をしたことがあります。
一方短所は〇〇です。(長所の逆でなくても良い)
○○という状況で、○○という失敗の成果をしてしまった経験があります。
以上の経験を踏まえて、現在は、〇〇を改善するように努力しています。
 =========

この設問で企業が特に見ていることは「自分のことをどのくらい客観理解しているだろうか?」「自分の長所・短所を仕事の成果とどのように結びつくのだろうか?」「バランスのとれた思考ができているだろうか?」などです。長所、短所の内容を考える上で気をつけることは、仕事の成果を出すために意味づけができるものを選択するということです。これは上記で記載した「あなたの強みは何ですか?」の対応法と同様です。そちらを参考にしてください。  
Q66 エントリーシート(ES)の「入社後に実現したいことは何ですか?」「あなたの夢は何ですか?」の書き方を教えて下さい。
A66 最初に、典型的なテンプレートを記載します。

(例)======
私は貴社に入社後○○を実現したいと考えている。
そのきっかけとなったのが(学生時代に)○○だ。
そこで、○○だと思い、今後は○○を実現したいと考えるようになった。
御社では、○○という理由から〇〇を実現できる環境が整っていると理解している。
そんな御社で、○○することで貢献していきたい。
 =========

この設問で企業が見ていることは「入社後、この学生はどのような活躍をするのだろうか?」「すぐに辞めたりしないだろうか?」「この学生はどのくらいの気持ちで当社を志望しているのだろうか?」などです。 「夢」の内容で大事なことは、上記に記載した「強み」と同様に、「仕事の成果に繋がる夢だろうか?あなたの夢と、企業との接点はあるだろうか?」ということです。 「それだったら、他の業界でいいのでは?」などと突っ込まれないように気を付けてください。従って、「入社後にその企業で働くこと=自らの夢の実現にも繋がる」という方程式を成立させる書き方をすることです。
Q67 エントリーシート(ES)で「あなたをキャラクターに例えると何ですか?」の書き方を教えてください。
A67 キャラクターは、テーマパークやアニメのものでも大丈夫ですし、昔話や小説、映画などの登場人物で有名なものでもかまいません。思いつかなければ、自分で形容して「○○な△△」と作り出してしまうのも良いと思います。
 
大切なのは、キャラクターそのものよりも、そのキャラクターを通じて、働く上での自分の個性をアピールすることです。また、その後の面接では、なぜそのキャラクターにしたのかなどと理由を聞かれると思います。その際に、自分の個性や、強みがその企業でどう役立つか、といったことを説明できるように事前に対策をしておくと良いと思います。
Q68 エントリーシート(ES)の「アルバイト欄」の書き方を教えて下さい。
A68 単にアルバイト歴を聞いているシンプルなフォーマットの場合、
「○○年○○月~○○年○○月まで ○○ ○○店(○○を担当)」 と記載するたけで大丈夫です。

一方、アルバイト歴の欄に自由に記述できるスペースがあるのであれば、
単に、コンビニエンスストアとか家庭教師とか、シンプルに書くのもあまり良いものとは言えません。
アルバイトをアピールする上で大切なことは、自分をアピールできるチャンスと捉えて
面接官が食いつきそうな内容を心がけることです
例えば、アルバイトの内容を分析してみて、①あなたの仕事内容+②その仕事で自分独自でがんばったことを考えます。
①と②をつなげ、その内容を分かり易いフレーズに転換してみてください。
例えば、コンビニエンスストアのアルバイトで笑顔を心がけた接客をした結果、お客さんのリピート客が増えたとします。すると、「笑顔で顧客リピート率アップに貢献」とアルバイト欄に記載すると良いと思います。

自己分析編

Q69 就職活動で自己分析って本当に必要でしょうか?
A69 自己分析を行う目的は2つです。
①自分に関する質問に明確に回答できるように準備することです。
例えば「あなたの強みは何ですか?」「あなたの長所と短所を5つ教えてください」「今までの挫折した経験はどのようなことですか?」などが一例です。
②自分の個性、強み、セールスポイントを知った上で、適職を見つけ、業界選択や職種選択の軸を決めることです。
従って、上記2つのことができている人は、自己分析が必要ないと思います。
逆にそうでないと感じる方は自己分析をすることをお薦めします。
Q70 自己分析のやり方を教えてください。
A70 自己分析の目的は、2つです。(Q69参照)この2つの目的に対応できる方法が良いと思います。

たとえば、1つ目の対応策としては、「人生の棚卸」「長所 短所」「分野ごとのやってきたこと」「未来について」「自分の価値観について」のテーマで「過去・現在・未来」の時間軸を取り入れて、一度書き出し、まとめて整理するなどをしてはいかがでしょうか?特に、それぞれの出来事に対して「どう行動したのか」「なぜその行動をしたのか」などを考えてみてください。
2つ目の個性・強みの発見に関しては、まず、個性と強みの定義について理解することが大事です。
就活で使う個性とは、『仕事で生かせる自分の強み。その強みを生かすと、自然と物事が上手くでき、他人から評価を貰えること』です。また、就活で使う強みとは、『仕事で成果を出すための能力。会社の貢献に役立つ能力』のことです。

一般的に、個性を発見する過程において、最初の段階では、抽象的なキーワードが出てくる程度だと思います。その後で、自分の個性に繋がるキーワードや言葉を、仕事で具体的に活かせるような言葉へ変換してください。さらに、その言葉を証明できるような自分の具体的な体験例を準備すると良いでしょう。
Q71 自己分析って一人で出来るものでしょうか?
A71 上記の2つの目的(Q69参照)のうち、1つ目の目的を果たすための作業は、個人作業でも良いと思います。
自分の人生の整理整頓をする作業になりますのでひとりででもできるでしょう。ただ、2つ目の目的、「自分の強みや個性の発見する」については、一人だけで、行うのは難しいように思います。仮に一人で、発見しようとしても、多くの時間を要するのではないでしょうか?多くの学生の方が自己分析でつまずいてしまうのはこの点です。就活は効率も大事です。従って、2つ目の対応に関しては、第三者の専門家の方に見てもらうことをお勧めします。自分で自分のことを知ることはなかなか難しいものです。自分の人生の棚卸しの資料などを持って行き、第三者の専門家に見てもらえば、おおよその自分の強みなどを、自分の時間をかけずに教えてくれます。是非活用してみてください。
Q72 「自分の強み」を知るためにはどうすればいいでしょうか?
A72 「自分の強み」に関しては、面接のために無理やり絞り出すのではなく、自然に今まで人よりもできていた事や、 人の役に立って褒められた事を抽出すると良いと思います。(嘘をねつ造しても、面接で深く突っ込まれた時に、 苦しくなる可能性があります。)
①「自然にできている」②「人の役に立っている」ということを外さないで考えることが大切です。
Q73 自己分析をしてもやりたいことが見えてこないのですが、やり方が悪いのでしょうか?
A73 そもそも、自己分析だけで、やりたいことそのものを見つけるのは難しいです。しかし、自己分析で、自分の強みや個性を発見する事はできます。その個性を最大限発見できる業界・職種はどこか?ということを考えていくとよいと思います。

また、やりたいことは発見できない方の多くは、自己分析をした後に、あらゆる業界や会社を自ら知ろうとする努力が足りない人が多いです。世の中にはたくさんの仕事があるのにも関わらず、知ろうとしないのです。
自己分析だけでは、適職・適性は見えてきません。適職を発見するには、自己分析に加え、企業研究が必須になります。適職・適性は、自己分析×企業研究で見つけてください。
Q74 無料の適性診断テストの診断結果を信用して良いのでしょうか?
A74 自分の適性を知るために適性診断テストを受けてみるのは、一つの有効な手段ではあります。
ただ、診断結果はあくまでも参考として捉えることが良いでしょう。なぜなら、そもそも、適性診断テストの多くは、現在のあなたを基準に診断結果をだしています。従って、今後、仕事を通して社会で揉まれ学んでいくことで、診断結果が変わることが予想されるからです。また、信頼のある適性診断テストは「信頼性」「妥当性」「再現性」「内部一貫性」などの主に4つの項目について検証をし、ある程度の信憑性が担保してからテストとして活用されています。しかし、現実的には、正確に検証して信憑性の担保をとっていないテストも多く見受けられます。

また、検証しているテストでも、信憑性が0,7あれば良い方ですが、逆に考えると、10個のうち3つは、間違った診断項目があるということです。以上のことから、適性診断テストは参考程度での活用をお薦めします。

企業研究編

Q75 就活の企業研究(分析)では、特に何を調べれば良のでしょうか?
A75 企業研究の大きな役割は大きく2つあります。
①企業側の視点を理解すること。
エントリーシートや面接で、企業の方と同じ視点で会話をしていくために事前研究が必要です。
②『企業と自分との接点』を見出すこと。
「何故他社ではなくウチなの?」「君は入社して何をやりたいの?」に答えるためには、
調べた結果(つまり企業研究と自己分析を掛け合わせて)、接点を見出し、アピールポイント絞るためです。

そのために、下記6個を理解するとよいと思います。
①ビジネスモデル(どのような方法で利益を上げているか)
②社会的意義(社会に対する影響)
③業界内位置づけ(他社との違い)
④理念・歴史・ビジョン(過去・現在・未来)
⑤仕事内容・職務範囲(就職したら、どのような役割を果たせるのか)
⑥採用情報(具体的な、就活での攻略法を考えるため)

【入塾生の方】
上記の分析をしたい方は、会員サイトの「10.企業攻略シート」「13.企業分析シート」をダウンロードして ご利用ください。
Q76 就活の企業研究(分析)の方法を教えて下さい。
A76 Q75で記載した、企業研究で調べるべきこと①~⑥を調べるためのお奨め方法を記載します。

【企業研究で調べる事】
①ビジネスモデル(どのような方法で利益を上げているか)
②社会的意義(社会に対する影響)
③業界内位置づけ(他社との違い)
④理念・歴史・ビジョン(過去・現在・未来)
⑤仕事内容・職務範囲(就職したら、どのような役割を果たせるのか)
⑥採用情報(具体的な、就活での攻略法を考えるため)

【調べるのにあたり、見るべき情報、やるべきこと】
①会社ホームページ
②採用ホームページ
③就職サイト(ナビ)
④決算短信(上場企業のみ)
⑤消費者向け商品・サービスであれば、購入・体験・見学する
⑥OB・OG訪問、支店訪問
⑦就職課での内定した先輩の活動報告
⑧みんなの就職活動日記
※以上の情報をさらに同業他社に対しても行い、「他社比較」をできるようにしましょう。

以上の方法で企業に接触して、自分なりにその企業の個性を発見してほしいと思います。
そして、大切なのは、調べた結果、『企業と自分との接点』を見出すことです。
Q77 業界研究や企業研究にお薦めの本を教えてください。
A77 ①就職四季報
大手企業の採用情報や、直近の企業動向がつかめます。
他社比較をするのにとても便利です。
また女性の場合は【就職四季報・女子版】をお奨めします。女性の離職率なども調べられ、とても便利です。

②業界地図
東洋経済や日経が出版しています。ご自身の志望業界が詳しく載っている方やご自身の好みで選んでいただいて問題ないと思います。他社比較や、また世の中にどのような業界があるのかを俯瞰的に見られるところが
便利です。就活初期の業界選定にも役立つと思います。

③業界本(「●●業界のことがよく分かる本」の類)
ある程度、興味のある業界が3つ位に絞れてきたら、このような業界本を読んで、詳細な実態を知ることが
有効だと思います。このような本の中には会社動向・業界動向に重きを置かれている本が多いですが、
業界の成り立ちや、仕事内容、働く人のライフスタイルなどが書かれている本がお奨めです。

④初級ビジネス本
例えば、「できるSEになるには」とか「現役●●営業が語る●●術」のような本です。
その職業で成功しているエキスパートの本を読むと、すごく現実を理解できると思います。

⑤その業界の経営者の本
色んな会社の社長が本を出版しています。特に志望企業の社長が本を出している場合は、一読することを お奨めします。
Q78 就活の企業研究(分析)で、業界・企業と自分との接点を見出す方法を教えてください。
A78 就活.salonでは、
Q76であげた、企業研究に必要な資料(採用ホームページ、企業ホームページ等)を見たうえで、
その資料に線を引くように指導しています。

例えば
・社長メッセージ
・先輩社員の話
・企業理念
など(本来は全てのページを通して行うのがベスト)

①自分が共感した言葉
②意外だな、知らなかった、など印象に残った言葉
③企業の苦労や信念が表れている言葉
④他社とは違うと感じた工夫、実績
に線を引いてください。

①②は、単純にあなたの価値観と合致している部分です。
③④は、「他社ではなくなぜ当社なのか?」への回答となる部分です。

1社だけ見ていても、答えは見つからないので、
同時に同業他社や周辺業界の会社と見比べると説得力が増すと思います。

面倒と思うかもしれませんが、合否を分ける重要なポイントなので、入念に行ってください。
Q79 就活の企業研究(分析)でこれだと思う企業がありません。どうしたらいいでしょうか?
A79 就職塾で、このような学生さんにたくさんお会いしますが、共通している傾向としては、 働くことにポジティブなイメージを持てていないことです。ですので、 ①就職活動をしなければいけないので、仕方なく、周りの流れにのっているだけ ②企業や物事のマイナス点ばかりに目が行く癖があり、完璧な条件を求めすぎる という傾向の方が多いです。 ①②のような意識を潜在的に持っている方は、企業にその意識が見抜かれ、 就職活動がうまくいかないケースが多いです。 周知のとおり、今までの学校のようにお金を払って通うのではなく、お金をもらいに会社に行くのです。 こちらが労働力を提供する意義を考え、前向きに「就職」を自己成長の場や、社会との貴重な接点だと 認識する必要があると思います。 『労働意欲』そのものを上げるには、できるだけOB・OG訪問で魅力的な社会人に会うなどして、 難しく考えすぎず、等身大で社会人としての適切な理想像を形成するとよいと思います。

面接編(マナー)

Q80 面接のとき、先に部屋に通されたら座って待っていてよいのでしょうか?
A80 部屋に案内された時は、座って待っていて問題ありません。
ですが、担当の方が入ってきたときには立ち上がって一礼をしましょう。
そのときに「○○と申します。よろしくお願いします。」などと間合いを見て、挨拶をするとより印象が良いと思います。
Q81 受付や控え室での注意点を教えてください。具体的にどんなことに注意しておけばよいでしょうか?
A81 受付や控え室での行動もチェックされている場合もあります。
従って、受付や控え室でのマナーも選考の一種ですから、より良い印象を与えられるよう心掛けることはとても大切です。
まず受付では、自分の名前と面接に来た旨をはっきりと伝えましょう。
「○○大学○年の○○○○と申します。御社の○○職の面接に伺いました。」などと伝えると良いと思います。
対面する場合でも、内線電話等の受付であっても、姿勢を正し、ハキハキとお話しください。誰が見ているかが分からないので、話をする際の姿勢を気を付けるようにしてください。
次に控え室での注意点ですが、多くの応募者と一緒の部屋であっても、そこで雑談することは避けましょう。あくまでも選考中ですので、面接で述べることなどを整理する時間ととらえてください。
Q82 面接に遅刻しそうになったらどうしたらよいでしょうか?
A82 面接に遅刻しそうになった場合は、応募企業の人事部(採用担当者)に必ずその旨を連絡してください。
事前に連絡すれば、場合によっては再度時間を調整してくれる企業もあると思います。
しかし、面接官や会場の都合で、受検できなくなる場合もありますので、面接当日は、交通機関の遅れなども考慮し余裕をもって行動してください。
Q83 面接室に入室する際の基本的なマナーを教えてください。
A83 まず、入室時についてですが、ドアの開閉を後ろ手で行うと丁寧な印象を与えません。ですから、きちんとドアの方を向いて静かに開け閉めを行いましょう。
入室・退出前にはドアの前で、面接官に向かってお辞儀をし、「失礼いたします」などと声を掛けるようにしてください。
次に、着席する際についてですが、まずは椅子の横に立ち、「本日はよろしくお願いいたします」などと簡単な挨拶を行いましょう。その後、面接官に「どうぞお掛けください」などとすすめられると思いますから、「失礼します」と言って、着席してください。
Q84 就活の面接の入室の際はノックの回数は何回がよいのでしょうか?
A84 面接で入室する際のノックの回数は、2回か3回のであれば、どちらでもOKです。
あなたが、慣れている方を選んでください。 それよりも、元気良く笑顔であいさつするようにしましょう。
Q85 説明会や面接に行く際、コートを着ていってもよいのでしょうか?
A85 スーツの上にコートを着用して参加されても大丈夫です。
ただ、コートやマフラーは会場の入口(の外側)で脱いでから会場に入るようにしてください。 また帰る際も、会場を出てから着用するにしましょう。
Q86 面接の後、お礼状を出した方がよいのでしょうか?
A86 お礼状は出す必要はありません。また、行っている人は非常に稀です。
ただ、自分が選考を受けて、「とても勉強になった」「より志望度が強くなった」など、「気持ちを伝えたい!」と思う時にお礼状を出すのは問題ありません。
紙で手書きでも結構ですが、選考スピードを考慮するとメールをするだけでも十分かと思います。
Q87 夏場の活動では、上着やネクタイをしなくても良いですか?
A87 確かに、クールビズということで夏場はネクタイをしない会社も増えてきました。
しかし、クールビズを導入している会社に行く場合でも、訪問する側としては、上着・ネクタイを着用し、正式な装いをするのが礼儀です。
人事担当の方に「上着を脱いで構わない」と言われた場合には、上着を脱いでしまっても構いません。しかし、そうでない限りは、きちんとした印象を持っていただくためにも、上着やネクタイは着用して会社訪問をしてください。
Q88 面接の際に、スーツのボタンは全部とめたほうが方がよいのでしょうか?
A88 3つボタンスーツの場合、通常は上2個のボタンをとめて、一番下のボタンは外します。
一番上のボタン部分が襟と共に裏返っているタイプは、真ん中のボタン1個だけをとめればよいです。なお、2つボタンスーツの場合、上1個のボタンをとめて、下のボタンは外します。
また、着席時にボタンをとめているとスーツ姿がきれいに見えないため、ボタンは外すのが基本です。ただ、状況によって柔軟に対応することが必要となります。面接官が着席時にボタンをしっかりとめている場合には、ボタンはとめたままのほうが無難です。
Q89 化粧をしたことがありません!面接で化粧をしなければなりませんか?
A89 お化粧をすることは、公式の場での女性のマナーとされています。
また、ナチュラルメイクをされた方が、血色もよく見えますし、印象が明るくなりますので印象がよくなり、 面接の第一印象を左右します。
ゼロからご自身で研究するのは難しいですから、メイクが上手なご友人に教えてもらったり、デパートなどの化粧品売り場で店員さんにご相談されても良いと思います。 
Q90 面接の日程が重なってしまった場合、どのようにしたらよいのでしょうか?
A90 面接の日程が重なってしまった場合、基本的には、志望度が低い方の会社に面接日時の変更をお願いするのが良いと思います。
但し、同時に「面接段階」を考慮してください。例えば、最終面接では、社長や役員などが面接官を担当するケースが多いため、日程変更を拒否されるケースがあるからです。 (人事からすると、自分の上司や企業のトップを日程調整しているので、日程変更と言われると大変困ります。)
その際は、自分の就職活動全体のバランスを鑑みて、どちらの会社に日程変更の依頼をするか決めたほうが良いでしょう。
連絡を入れる際は、メールでも電話でも問題ありません。ただ、もし面接日が近い場合は、電話での連絡をお奨めします。
  
「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。○○職の面接の件で連絡をさせて頂きました。大変申し訳ないのですが、○月○日○時からの面接に参加することが難しくなってしまいました。ぜひ御社の面接には参加させていただきたいので、他の日に面接をしていただくことは可能でしょうか?」
 
と丁寧な言葉で連絡を入れてください。 また、変更理由を聞かれた際に「他社選考」と言ってしまうと、志望度が低いことが伝わりますので、 「学校の予定」などとお伝えするのが良いと思います。
Q91 会社の地図が分かりにくい場合、直接企業に確認してもよいのでしょうか?
A91 まずは、 インターネットの地図検索などを利用して調べてみてください。
それでも、場所を聞きたい場合は、メモなどをしっかりと用意して連絡してください。
駅の何番出口を出ればよいのか、また目印となる建物などは何か?など、要領よく質問できる準備をしてから連絡をしてください。 あとは、その周辺の通行人の人に地図を見せて聞いてみる方が意外に早いかもしれません。 色々工夫して、時間内にきちんと面接に行けるようにしましょう。
Q92 面接を辞退したいのですが、断り方がわかりません。
どのように対応すれば良いでしょうか?
A92 辞退の連絡は、企業の採用担当者に間違いなくその旨が伝わるよう、直接お電話でお話されるとよいと思います。
企業側では、わざわざ時間を空けて面接の受け入れ準備をしていると思いますので、連絡はできるだけ早めに、また、必ずお詫びの言葉を添えるようにしてください。
具体的には、「○○大学○学部の○○○○と申します。誠に申し訳ないのですが、選考を辞退させていただきたいと思います。」と伝えれば良いと思います。。
Q93 企業から指定された期日を過ぎても連絡が来ません。
その場合、採用結果に関する合否の確認をしても良いでしょうか?
A93 企業から「○日までにご連絡します。」と言われていて連絡がなかった場合には、その日以降に企業に連絡して聞いてみても大丈夫だと思います。
但し、「選考通過の場合のみご連絡します」や「合格した人のみに連絡します」などと事前に言われている場合は、「連絡がない=選考を通過できなかった」となりますので、連絡をしないことが前提になるでしょう。
問い合わせをする場合は、「お忙しい中恐れ入りますが」などと相手の忙しい状況などに配慮した上で、合否の結果を聞いてください。
Q94 面接で、採用担当者のことは何と呼べばよいのでしょうか?
A94 面接では、「○○さん」「○○さま」と呼んでいただければ問題ありません。
なお、部長、社長などの敬称に「さま」や「さん」をつけてはいけません。
(悪い例:○○部長さま)その場合は、「○○部長」や「○○社長」と呼んでください。

面接編(面接全般)

Q95 面接には、どのような形式があるのでしょうか?
A95 面接には、大きく分けて2種類あります。個人面接、集団面接です。
それぞれの面接の特徴を簡単に説明させていただきますので、ご確認ください。

---
■個人面接
・学生1人に対し企業側は3~5名
・2次面接~最終面接などに多く見られる形式です。
・1人に対してじっくりと話す時間があるので、エントリーシートや履歴書に書かれたことなどはもちろんのこと、会話を進めながら、深い質問が多くされます。
 
■集団面接
・学生4~8人程度に対し企業側は2~3人程度
・1次面接時などの多数の応募者を絞り込むのに使われることが多いです。
・大手企業や人気企業の1次面接などの多くは、この集団面接です。
Q96 第一印象を良くするためのポイントは何でしょうか?
A96 第一印象のポイントとなるのは、「清潔感のある身だしなみ」「元気な挨拶」「明るい表情」などです。
些細な点ではありますが、まずは、自分で意識して臨んでください。ただ、自分で意識するだけでは、気づきにくいの第一印象ですから、やはり、第三者の方にチェックしてもらうのが一番良い方法だと思います。
 
一般的な項目を以下にまとめました。

------------------------------------ 
・身だしなみ
 -スーツのシワや靴の汚れ
 -髪型や化粧など、清潔感が感じられるか
 
・あいさつの言葉 
 -大きな声や笑顔を心がけ、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」といった一言をしっかりと伝える。
 
・表情
 -緊張するのは当たり前ですが、おどおどした表情や目をキョロキョロさせるのではなく、自分が話すときや相手の話を聞く時は、面接官の目(ネクタイの結び目)を見て会話をする
 -“あいづち”や“うなづき”を軽くすると「ちゃんと話を聞いている・耳を傾けている」という合図になるので、場面ごとに上手に使う
 ------------------------------------ 
Q97 一次面接と二次面接の違いって何でしょうか?
A97 一般的に面接階層が上がるにしたがって、面接官の職位が上がっていき、一次面接よりも二次面接の方が面接時間も長く、よりその人の人間性や適性を見ているという違いはあります。
また、会社にもよりますが、面接を重ねるにつれて「志望動機」にウェイトを置いた質問が増えてくるという傾向があります。例えば、「どうして他社ではなく、その企業でその仕事がしたいのか?」などが典型的な突っ込みです。
従って、表面的な自己分析や企業研究ではなく、厳しい突っ込みに信念を持って回答できるように準備することをお薦めします。
Q98 集団面接で、特に注意することってありますか?
A98 面接の形態が変わったからといって、採用担当者が知りたいことが変わるわけではありません。
ただ集団面接の場合、一緒に受けている人の回答やそれに対する企業の反応を見ながら、回答することは必要になります。
そもそも面接は他人との相対比較の中で合否が決まる傾向が強いです。特に集団面接では、他の人との差別化をどのようにしていくか?が大事になります。
また、集団面接に限らず、面接全般においても大切なことなのですが、面接官との会話のキャッチボールを通して、どのようにしたら自分のオリシナリティーを面接官に感じてもらえるのか?この対策をしっかりとすることをお薦めします。
Q99 最終面接で気を付けるべきポイントを教えてください。
A99 最終面接でも、これまでの面接で聞かれた「自己PR」「志望動機」「入社後どのような仕事がしたいのか」といった点を再度聞かれることが多いです。
ですから、これまでの選考を振り返り、言葉を省くことをせず、逆に今までの面接以上にしっかりと答えてください。(以前の会話内容がすべて最終面接官に伝わっているわけではありません。初対面ということを意識して、自分をわかっていたただくように、説明してください。)
 
特に、最終面接で一番企業が注目しているのは、「入社意欲がどのくらいあるのか?」です。「この学生は内定を出したら必ず来てくれる!」と面接官が納得してもらえるような回答ができるように、事前に模擬面接で対策しておくことをお薦めします。
Q100 面接で落ちることが続き、不採用理由が知りたいのですが、どのようにしたら良いでしょうか?
A100 不採用となった理由を企業に問い合わせすること自体は特に問題ありません。
しかし、企業は(特に大手企業)採用基準等を外部には一切伝えられないので、不採用理由を教えてくれない場合が多いです。
企業に聞けない場合は、本番の面接時の会話を覚えておき、社会人などの第三者の人に話してみて、企業にとって心証の悪い言動をしていないか?のチェックをお願いしましょう。次回の面接に向けた改善のヒントになるかもしれません。

※入塾生の方で、不採用理由の改善を行いたい方は「敗因分析」の個人レッスンをご予約ください。
Q101 他社から内定をもらっています。面接では伝えない方がよいのでしょうか?
A101 他社への応募状況を聞かれた際に、他社で内定を貰っていることを伝えることは「他社が認めている優秀な人材」という意味で、内定をもらっていること自体がアピールになります。
ただ、その場合、「御社が第一志望なので、内定をもらっているが就職活動を継続している」という強い入社意欲を示すことが大切になりますので、そのことを前提に伝えてください。
Q102 応募企業で知人が働いています。そのことを面接時に話しても良いでしょうか?
A102 企業や状況によっても捉え方が異なります。ただ、知人が働いているという旨を企業にお伝えしても、あまり合否には関係しません。
その知人との会話であなたはどのうに感じたか?それはなぜか?など、その知人ことではなく、あなたのことを聞いてくるでしょう。
従って、もし伝える場合でも、「御社の話を聞き、魅力的に感じました」という程度で十分だと思います。また、志望動機を伝える際も同様で、「知人の話を聞いて良いと思ったから」というだけでは不十分であることはお分かりだと思います。知人の話を聞いたということはあくまでもきっかけに過ぎません。志望動機対策を十分行うことをお勧めします。
Q103 選考結果の連絡で、同じ会社なのにも関わらず通過連絡が早い人、遅い人がいるようです。何か違いはあるのでしょうか?
A103 合格通知の連絡スピードが個人によって違うことがよくあります。
その理由として考えられるのが、

①選考の結果に序列をつけて、評価の高い人から順に連絡をしている。
全ての企業ではありませんが、早い人の方がより、評価は高い傾向である場合あるということです。ただ、遅いからと言って内定をもらえないわけではありません。その後の面接で、評価の序列はどんどん変わっていくのが一般的です。

②配属させたい職種や勤務地が違い、面接官の日程調整をしている。

③既に面接を行っている人たちの内定状況や内定承諾状況を鑑みて、
企業側が人数調整をしている。

などです。結果は必ず出ますので、一喜一憂せず、他の並行して受けている企業対策をするなど、 「今できること」に集中しましょう。
Q104 二次面接をなかなか通過しません。何か対策はありますか?
A104 二次面接などの個人面接になると、なかなか選考通過できないという方がいます。
一次面接を通過しているので、印象は良いはずなので、あとは「突っ込み」の対応を考えておくことが有効です。

例えば
あなた:御社の○○に興味を持ちました(主張)
企業:なぜそう思ったの?
あなた:学生時代は○○を頑張ってきました(主張)
企業:なぜそれをやろうと思ったの?

この「なぜ?」に説得力のある回答をすることが重要になります。
なぜならば、面接は、プレゼンテーションの場ではなく、会話の場だからです。会話で説得力を高めるコツは、一方的に話すのではなく相手の質問を促し、質問された内容に対して、期待以上の回答をし続けることが大切です。

自分の中で、言いたいことの「なぜ」を2~3回深堀して、回答できるようにしておきましょう。
そのような事を思ったきっかけは?何か経験したことから起きている考え方なのか?など 人生を遡って考えてみてください。
Q105 最終面接でいつも落とされてしまうのはなぜでしょうか?
A105 最終面接まで進むことができるということは、(マナー・第一印象・面接での会話・論理的な回答など)基本的な素養は、クリアしているのだと思います。
ただ最終面接段階になると、最終面接に進む学生のほとんどが、企業の求める人物像に合致しており、意欲も高いケースが多いです。
ですから、その中で「あなたを採用したい!」と思ってもらうための差別化をどこでだせるか?または、その差別化した内容を納得してもらえるか?がポイントになります。他の学生と差別化するにはどのようにすれば良いのか?を念頭に置いた面接対策を行ってください。
既に優秀な人材がそろっている中で、優秀さをアピールするより、会社への熱意やアピールに主眼を置くことが 大切かと思います。
Q106 就活の面接で連続に落ちたときにどのような対策をするのが一番良いのでしょうか?
A106 面接を連続で落ちる場合は、まず、原因を知ることが大切です。ただ、面接なので、自分でも落ちた原因が分からないケースも多いと思います。
そのようなときは、模擬面接をするなどして、第三者にチェックしてもらうのが一番良い方法です。

企業が落ちた原因を話してくれない以上は、誰かに手伝ってもらって原因を探るしかないと思います。ただ、もし、あなたが初めての面接で、緊張したことが原因で落ちたのであれば、面接慣れさえすれば通過する可能性もあります。その場合、まずは面接練習を行うか、たくさん面接を受けにいくことをお奨めします。

※塾生の方は、レッスンにて「敗因分析」をおこなってください。
Q107 逆質問とは何ですか?またそのポイントを教えてください。
A107 「逆質問」とは、「学生から面接官に質問をすること」の俗名です。
最近では、面接の最後に「何かご質問はありますか?」と企業側から尋ねられることが定型となっています。
質問内容は、その企業にまつわるものであれば、どのようなものでも問題ありません。
ただ、逆質問の場合、その企業に関しての研究をどのくらい深くできているか?志望度はどのくらいか?などが伝わってしまいますので、好印象を残すことが必要です。

【NG例】
①企業ホームページやニュースなど調べれば分かるもの
②福利厚生など、明らかに条件ばかりをきくもの

【逆質問を考える上での視点】
①面接官に合わせた質問ができている
→一次面接では、多少の労働条件質問もOK
→一次面接では、説明会やHPで理解できなかったことを確認の意味で質問するのもOK
→仕事のやりがいなどは、現場出身の面接官へ聞く
→部長面接などは、経験の長い人に聞いてみたいことを中心に
→役員・社長であれば、将来ビジョンなど

②会社理解が深まり、次回面接で自分にとって役立つ質問である
→「仕事の苦労は何ですか?」など聞くと、
 仕事に対する厳しさを覚悟した会話を次回面接でできるようになる。
→「他社に比べ、○○○が特徴的だと思いますが、今後は○○○なのでしょうか?」など、
具体的に自分の見解も交えながら質問すると、自分の理解と会社の現状のズレをなくすことができる。

※内定が出た後、承諾前面談などがある会社が多いので、逆質問を考える際に、
選考中に解決しておきたい質問と、内定後に聞けばよい質問の切り分けをしておくとよいと思います。

※逆質問は面接評価に入りますので、説明会、OB・OG訪問の時に、「素朴な疑問」は解消して、 面接では自分らしい質問をしましょう。
説明会やホームページは一般公開されている情報ですが、逆質問は自分をアピールすると同時に、 自分だけの特別な企業情報を得られる貴重なチャンスです。存分に活用してください。
Q108 離職率について、面接時に質問しても良いのでしょうか?
A108 面接時に離職率を聞くのはなるべく避けた方が良いと思います。
採用担当者の中には不快に思ってしまうことがあるかです。従って、面接時に聞くのではなく、OB訪問時に社員のライフスタイルなどの質問と織り交ぜて聞くなど工夫するか、または、内定後面談などで聞くことをお薦めします。
Q109 面接対策をする際に大事なポイントを教えてください。
A109 下記の6つを心掛けるとよいと思います。
①企業研究と自己分析を行い、会社の特徴と自分の個性・強みの共通点を探しておくこと
②現状の自分の印象(話し方、振舞い、表情、外見が相手にどう映るか)を客観的に理解して、上手に活用すること
③面接官から好感を持ってもらうには、どのような印象、見た目、話し方、考え方で表現するのが良いの知ること
④相手の意図を、言葉や表情から察する練習をしておくこと
⑤面接における自然な会話の中でも、個性や強みをアピールできるシュミレーションをしておくこと
⑥必須の質問に関しては、模擬面接などを行い事前に対策をする
Q110 集団面接で他の学生と話したい内容が重複したとき、意見は変えた方がよいでしょうか?
A110 重複してしまった際に、意見を変える必要はありません。
「私も、先程の○○さんと同じ意見です。なぜならば・・・」
「私も、先程の○○さんと同じ意見ですが、私は、○○ということから、そう考えました」
このように、少し工夫して、自分の言葉で考えを語ることが大切です。
面接慣れしていない就活初期は、緊張して他の就活生の話も耳に入ってこないと思いますが、
面接練習を行って、他の方の話を聞ける位の余裕を持っておくことが理想的です。

面接編(質問と回答)

Q111 就活の面接でよく聞かれる質問は何ですか?
A111 【よく聞かれる質問の例を記載します】
・自己紹介、自己PRをお願いします
・あなたの長所・強みは何ですか?
・あなたの短所・弱みは何ですか?
・学生時代にがんばったことは何ですか?
・なぜ今の大学に入ったのですか?
・今までで、一番困難だった経験は何ですか?
・挫折した経験を教えてください。
・当社の志望動機を教えてください
・同業他社ではなくなぜ当社なのか?
・当社で実現したいことは何ですか?
・あなたにとっての働くとは何ですか?
・会社選びの軸・条件を教えてください。
・最後に何か質問はありますか?
・その他
Q112 就活面接で志望動機を回答する際に大事なことは何でしょうか?
A112 この質問で企業が聞きたいことは、もちろん、「なぜ、当社を志望するのか?」この一点に尽きます。もう少し突っ込むと「なぜ、他社でなく、当社じゃないとダメなの?」これを確認したいのです。当然、「○●が好きだからです。」「安定しているからです」などではダメです。
回答の基本は、その企業と自分との接点を見つけ、その接点をもとにしたストーリーを話すことです。
 
Q59『エントリーシート(ES)の『志望動機』の書き方を教えて下さい。』を参考にしてください。
Q113 面接で、「あなたは何を基準に企業を選んでいるか」の答え方のポイントは何でしょうか?
A113 この質問は、企業選びの軸の質問です。この手の質問に「社員の人柄です」「御社のお客さま目線を大切にしている点です」「福利厚生がしっかりしているからです」のような回答をしないように気をつけてください。
なぜなら、「他の企業でも通用する回答だな。」と面接官に感じさせてしまい、「なぜ、他社でなく当社を希望されているのですか?」と突っ込みたくなる回答だからです。そうではなく、あなたの個性や強みを生かした軸で就職活動をしていることを前提に回答してください。

企業がこの質問で知りたいのは、「あなたの志望度の強さ」「自社とあなたのマッチ度」
「本当に当社に入社したいと思っているのか?その根拠は納得できるものか?」「入社後に活躍できる要素があるのか?」などです。 企業の意図を理解して、的外れの回答をすることは避けるようにしてください。

具体的には
①自分の強み・個性である●●を活かせる
②自分が社会人で達成したいと思う●●ができる
という2点が大きな軸だと思います。

補足的に労働条件や環境条件が付加されるというバランスで、条件は2~3個同時に答えられるとよいと思います。
Q114 就活面接で「学生時代頑張ったこと」は何を話したらよいでしょうか?
A114 まずは、Q60『エントリーシート(ES)で『学生時代に力を入れたこと』の書き方を教えて下さい』を参考にしてください。
ただ、Q60のテンプレートで記載した内容を、そのまま回答すると長くなってしまいます。 そこで、ゆっくり話し1分程度で終わる程度の内容に要約してください。次に、何を突っ込まれるか?をイメージし、その回答もあわせて準備してください。その2つを準備することが面接では大切なことになります。
Q115 就活面接の「自己PR」では何を話せばよいのでしょうか?
A115 就職活動での自己PRですから、あなたのセールポイントや強みを話すのが原理原則です。あくまでも、仕事に直結した自己PRをすることを、心掛けるようにしてください。ときどき、性格やモットーなど、単に「自分が言いたいこと」を自己PRで話す学生がいますが、評価されにくい事が多いです。

「自己PR」というのは、自分がどういう人間かを発表するだけでなく、面接官に「この会社で活躍しそうだな」と納得してもらわなければなりません。企業にあなたを採用することのメリットを、感じさせる事が大切です。

どのような人物が活躍するかは、その業界・企業・職種で異なります。
例えば、全く同じ自己PRを2社で言ったとしても、人物像に合致している1社は面接通過し、合致していないもう 1社は面接通過できないというケースも多々あります。

「自己PR」と言えど、企業研究をして自分の個性・強みのどの側面をアピールすべきか、1社ずつ考えていくことが大切です。
勿論、嘘のエピソードはバレますので、ご自身で経験したことの中から最適な強みとエピソードを抽出して いきましょう。
Q116 「自己PR」と「自己紹介」は別物なのでしょうか?
A116 面接のときに「自己紹介をしてください。」と言われることが多いと思います。
自己紹介は「自己PR」ではありません。一般的に面接官は、あなたの経歴概要や特徴を聞きたがっているのです。
「自己紹介をしてください。」と言われたら、自分の名前・学校名や専攻科目、主な経歴から強みなどを1分程度にまとめて話すといいでしょう。その中に「自己PR」や「学生時代、打ち込んだこと」で話している内容を短くまとめて結論だけお話するのは良いと思います。「自己紹介」は「自己PR」のようにエピソードを話す事に注力するのとは違う内容のものを用意し、面接官がどちらを期待しているのかを感じ取るようにしましょう。
ちなみに、自己紹介の最後には「本日はよろしくお願いいたします」と一言付け加えるといいでしょう。
Q117 自己紹介の対応方法について詳しく教えてください。
A117 自己紹介は「面接への入口」と捉えてください。自己PRのように活動のプロセスやストーリー、得られた能力や価値観等を克明に、かつ「壮大に」話す必要はありません。
自己紹介は初対面の人に対しての挨拶です。ハキハキとした大きな声で、基礎プロフィールと活動の概要程度を簡潔に話すようにすると良いでしょう。
よくある間違いは、履歴書やエントリーシートに記入した自己PRのエピソードを暗記文のように読み切ってしまうこと。また、「○大学○学部○○です」だけで終わってしまう人も少なくありません。

自己紹介で伝える項目(基礎プロフィール+活動概要)
・出身校(大学・学部・学科)
・氏名
・主な専門分野
・趣味、特技
・自己PRの内容となる活動概要(面接で聞いて欲しいこと)など
・志望動機を含むようなもの
 
◆自己紹介例1 ショートバージョン◆
■■大学◇◇部△△学科の●●と申します。学校では、XXXXXを専門としています。学業以外では●●部に所属し、■■に取り組み、△△の成績を収めました。本日はどうぞ宜しくお願いします。
 
◆自己紹介例2  ロングバージョン◆
【①挨拶】
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。宜しくお願い致します。
【②経験を1つ2つ程度】私は大学時代、◯◯のアルバイトをしてきました。サークルでの後輩指導の経験を活かし、アルバイト先でも同じことをやってみようと思いました。売上や顧客満足度という具体的な目標を伴う教育は非常に難しかったですが学べることも多くて非常に有意義でした。
【③志望動機や自己PR】
卒業後も、その時に学んだことを活かして働いていきたいです。
【④結び】
簡単ですが、以上で自己紹介とさせて頂きます。本日は宜しくお願い致します。


会話のきっかけをつくることを意識し、上記のような項目を60秒位で簡潔に話してください。
自己紹介で話した内容をもとに面接が展開していくことが多いため、自分の話したい方向に面接が進むような「フック」をつくることも意識してください。
たとえば、「アルバイト先の販売促進コンテストでエリア一番の成績を取り、表彰された」などと話しておけば、面接官は、「どのような工夫によりその成果を収めたのか」と詳細を聞きたくなるはずです。これにより、その後の面接をあなたの得意な展開に持ち込むことができるはずです。
自己紹介では、相手にもっと聞きたいという「興味」を持ってもらうことを意識してください。
Q118 「10年後のあなたについて聞かせてください」という質問には、どう答えれば良いでしょうか?
A118 まず、基本的な確認になりますが、企業側は、「仕事に対して、どんなビジョン・希望を持っているのか」を知りたいのですから、結婚などプライベートに関わることを中心に話をする必要はありません。回答する場合は、「その企業に入社して、どんなキャリアアップをしていきたいか、10年後にはどんなポジションでどれほどの責任を持ち、どう仕事に取り組んでいたいのか」は最低限話ができる準備をしておいてください。
 
Q66『エントリーシート(ES)の「入社後に実現したいことは何ですか?」「あなたの夢は何ですか?」の書き方を教えて下さい。』を参考にしてくだい。

※入塾生の方は、講義資料の「ビジョンの考え方」で詳細をご確認ください。
Q119 面接で会社説明会の感想を聞かれたら、どう答えれば良いでしょうか?
A119 企業の質問の意図は「今後の会社説明会の参考として聞きたいと思っている」「一般的な質問とは違う質問をすることで、柔軟性や志望度などを見てみたい」などです。 従って、回答する際は、会社説明会で勉強になったことや、共感したことを志望意欲や自己PRに結び付けてアピールすると共に、「もっと○○なお話も聞きたいと思いました」など、簡単な意見も合わせて伝えると良いと思います。
Q120 「弊社から内定をもらったらどうしますか?」と聞かれたら、より説得力ある回答ができるでしょうか。
A120 この質問はあなたの自社に対する志望意欲を見ています。
ですから、「御社が第一志望なので是非、承諾させて頂きます!」と、その企業に対する入社意欲を明確に伝えることが必須です。
その上でより意欲を伝えるために、「自分の強みである●●を活かせるのは御社が一番だと思っています。入社後は●●の分野で活躍し御社、ひいては●●に貢献したいと考えていますので、是非よろしくお願いします!」などと、入社後に活躍をイメージさせる具体的な行動や目標なども伝えられる場面があるとさらに良いと思います。
Q121 選考中の企業(いわゆる持ち駒)が無くなってしまいました。
現在の活動状況を聞かれたら、正直に伝えてよいですか?
A121 「今のところ、御社以外、選考中の企業はありません」と伝えてしまうと、就職に対してあまり積極的ではないのかと思われてしまう傾向が強いです。
ですから、まずはそのような状況にならないように、すぐにでも、エントリー、説明会予約をして、選考企業の数を増やすように対応してください。
どうしても、1社のみである現状を伝えなければならない場面になった場合は「現在は御社1社のみです。御社を中心に、○○○という軸でES結果待ちが●社、説明会参加予定企業が●社あります。」などと、今後に対し前向きな姿勢も合わせてしっかりと伝えてください。
Q122 「内定している企業はありますか?」と聞かれた場合、どう答えたらいいですか?
A122 「現在内定をもらえていない」という状況をどのように伝えるのがベストかは、選考の時期や企業の担当者によってそれぞれです。
多くの学生が内定をもらっている時期になって「内定をもらっていない」と伝えると、やはり良いようには捉えないと思います。
また、まさに今、内定が出始めた時期に「内定をもらっていない」という状況で伝えること問題ないでしょう。
逆に、そのタイミングで「内定をもらっています」と伝えると、その企業から志望度合を測るための質問がされるでしょう。内定の有無だけで「採用・不採用」が決まる訳ではありませんが、「現在内定をもらえていない」という状況を伝えることは、企業によっても捉え方が異なりますので、回答する時期や受験企業の取り巻かれている現状などを踏まえて回答することが大切になります。
 
なお、伝える際のポイントですが、そのような状況であっても、内定をもらっていないことをマイナスに思い回答してしまったことで、自信のなさが企業にも伝わってしまうことは極力さけてください。「まだ内定はもらっていませんが、御社を中心として○○○○という軸で活動しています」などと自信を持ってお話すことをお奨めします。
Q123 「当社は第一志望ですか?」にどのように回答すれば良いでしょうか?
A123 基本は、第一志望ですと回答してください。企業は、あなたの志望度を確かめようとしています。企業が一番困るのは、内定を出した後に、あなたが内定辞退することです。同じ能力の学生がいれば、企業は間違いなく第一志望の学生を優先して内定を出します。
 
一般的な回答の流れとして、
①第一志望ですと明言する
②企業選びの軸を話す
③再度、第一志望を明言する
が良いと思います。

例を出すと、
「第一志望です。というのも、私は、○○と○○を軸に就活を行っています。その中で、御社の会社説明会、OB・OG訪問、その他の独自調査の結果私の軸を全て満たしているのが御社だと判断しました。ですので、御社が第一志望です!」
このように、根拠を持って話せれば完璧です。
Q124 「あなたのモットーは何ですか?」にどのように回答すれば良いでしょうか?
A124 あなたの個性や強みを包含した内容を回答してください。
企業は、あなたがどういう人間かを確かめようとしています。また、答えるときは、しっかり、過去、未来の話を絡めてください。
具体的には、
「私のモットーは○○(個性や強みが包含されている内容)です。過去○○という出来事があり、それが原点となっています。学生時代の、○○や○○、○○に生かされました。今後は、このモットーを生かして、○○実現したいと思っています。」
  
個性や強みが包含されている内容を話すことで、
面接でそれまで話した自己PR、学生時代頑張ったこと、志望動機などがつながり、点が線になり、話している内容の説得力が増します。

グループディスカッション編

Q125 就活のグループディスカッション(GD)の流れを教えて下さい
A125 一般的に、GDは4~8人で、1つのテーブルを囲み実施されます。
よくある流れを記載します。
 
①お互い自己紹介をする
②企業から話し合うテーマを与えられる
③企業から制限時間を告げられる
④GDスタート
⑤グループ内で役割を決める(司会、書記、タイムキーパー)※明確に決めなくてもOK
⑥グループ内で一つの結論を出す
⑦発表者を決めて、発表する
 
もちろん、企業によっては多少内容が異なったりします。
役割を決めるのを禁止するとか、席の場所で発表者を企業が決めるケースなどもあります。
グループディスカッションのルールは、その企業によって違いますので、選考が始まる前のルール説明をしっかりと聞いておくことが大切です。
Q126 グループディスカッション(GD)では、どのような基準で評価されるのでしょうか?
A126 グループディスカッションでは、決して「発言の多さ」を評価されるわけではありません。たくさん発言したからといって、その部分を大きく評価されるとは限りません。「発言の質の高さ」を目指した方がよいです。
評価基準は企業によって異なりますが、一般的には以下のような能力を見ることが多いです。
・コミュニケーション能力
 他のメンバーとの会話がスムーズにできるか
 
・協調性
 他のメンバーと協力しあう姿勢があるか
 
・説得力
 自説をいかにメンバーに説明し、説得させることができるか
 
・臨機応変さ
 会話の流れに応じた発言・場の空気に適した行動ができるか
 
・見識の広さ
 日頃から、広く様々な事象に関心をもち、見識が広い意見を持っているだろうか
 
ディスカッションに臨む際には、「同じグループのメンバーは、ライバルではなく仲間」という気持ちでいると良いと思います。ディスカッションの出来次第で、合格人数は大きく変わるものです。ですから、「みんなで受かろう」という気持ちで取り組む方が良い結果がでやすいのです。
 
また、会話はキャッチボールです。「たくさん話して印象付けなければ」と思って発言しすぎても、逆に「協調性がない」と判断されてしまうこともあります。メンバーの発言にもしっかり目と耳を向け、会話の流れを考えながら発言することが大事です。
 
一般的にグループディスカッションの評価基準は、相対評価ではなく絶対評価になっていることが多いです。
つまり、グループ内で上位○名を通過させるという基準ではく、ある設定された評価基準に満たしている人はOKまたは、ある評価基準にひっかかる人はバツのような評価法です。従って、グループ全員が通過できないときもありますし、グループ全員が通過できるときも、もちろんあるということです。
Q127 グループディスカッション(GD)の「役割分担」って何ですか?
A127 あくまでも、一般論ですが、就活のGDでは役割が4つ存在します。

①司会役
グループでゴール達成できるよう、円滑に話を進めていく役割を担います。この役割が、一番重要になってくるのは確かです。
GDの開始と同時に、ゴール設定をし、戦略を立てて、メンバー全員の発言を促し、時間も管理して、全てをまとめる必要があります。自信がある方にお薦めです。
 
②書記
メモしつつ議論にも参加して、最後に、発表内容をまとめます。まとめるのが得意であればオススメです。
議論の内容も把握できますし、発言もしやすいと思います。メモを見せながら話せますので、メンバー全員が耳を傾けてもらうことも可能です。司会役が頼りなければ、自然と途中から司会役を兼務することにもなる可能性があります。

③タイムキーパー
時間をマネジメントする役割になります。「残り時間10分」などと言ったりします。ただ、他のメンバーも時計を確実に見ています。従って、残り時間○○分とかを言うだけでは意味がありません。
議論が違う方向に進んでいるのであれば、「あと○○分しかないので、話を元に戻して○○分で結論出しましょう」
など、タイムマネジメントをしてください。決して、単に残り時間を言う役割ではないです。
あくまでも、タイムマネジメントをするのが役割ですので、そこは意識しましょう。
 
④発表役
グループで出た結論を最終的に発表する役割ですね。実際は、司会役が発表することの方が多いです。
発表する際は、結論から話して簡潔に発表しましょう。
以上の4つがGDで存在する役割です。
 
企業によっては席の場所で、それぞれの役割を勝手に決められたりもします。
逆に、役割分担を決めることを禁止する企業もあります。
あくまでもGDの目的は、グループとして結論を出すにあたり、あなたが貢献できることを示すことです
ですから、例え役割がなくても、目的をしっかり理解して参加していれば、大丈夫だと思います。
Q128 グループディスカッションで司会をやるときの注意点は何でしょうか?
A128 ディスカッションの司会では、以下のような点を意識すると良いと思います。
   
■時間管理をしっかり行なう
 
議論に夢中になると時間はあっという間に流れてしまうものです。与えられた条件で結論を出すことが大切ですから、司会者は常に時間配分を意識して、議論の進行をし、結論をだすように導いてください。
 
■与えられたテーマについて、「具体的に何にポイントを絞って話し合うのか」を明確にしてからディスカッションを始める
 
例えば、「働きやすい会社について」というテーマが与えられていても、そこからイメージすることは参加者それぞれで違うものです。そのままディスカッションを始めてしまうと、議題の焦点があいまいなままになってしまい、時間内に結論がでなくなってしまいます。ですから、最初に議論全体を通したゴールイメージし、それに基いたロジックを自分の中で持ってください。その後に「具体的に○○について話し合おう」とお互いが共通認識を持てるようなスタートをしてください。
 
■話が長い人・人の意見に批判ばかりをする人など、議論を乱す人と上手に対応する
 
話が長い人の対策としては、「すみません、時間がないので要点をお願いできますか?」と声をかけてみましょう。
 
人の意見に批判をする人の場合、自分の意見がないことが多いです。ですから、「なるほど。それでは○○さんご自身の意見や代替え案はお持ちですか?」と話を振ってみると良いと思います。
 
■発言の少ない人に声をかけてみるなど、まんべんなく意見が聞けるようにする
 
自分からなかなか意見を言えない人がいる場合は、司会者から発言のきっかけを作ると良いです。グループディスカッションでは、「自分が目立つこと」ではなく、参加者全員で議題に取り組み、結論を出す一連のプロセスが重視されます。議論全体の出来によって、合格者の人数も大きく変わりますから、「全員で受かろう」という気持ちで取り組むことが大切です。
なお、司会だからと自分の意見を全く言わない人は、評価がされにくいと思います。とはいえ、自分の意見ばかりを言うわけにもいきませんから、バランスが必要になります。
司会者は目立つ存在になりますから、良いパフォーマンスが出来ればそれだけ評価も高くなります。ただその逆もいえますから、司会を買って出る場合はそのことを意識してから行ってください。
Q129 グループディスカッション(GD)を行ってみましたが、時間内に結論を出せませんでした。
時間内にまとめるためのコツはありますか?
A129 ディスカッションの進め方として、最初にチーム全体で共通のゴール設定をすることが大切です。

おそらく、司会役の学生が最初に触れるとは思いますが、ゴール設定しないと話が進んでいきません。ですから、ゴールをグループで共有した後に、そのゴールを達成するためにどうすれば良いか(何をどの順番で話し合っていくか)を、決めていくわけです。それが決まれば、後はそのゴールに向けて順番に話を進めていくことになります。
途中で話がずれていると感じたら修正したり、メンバー全員が発言できるよう手助けしたり、チームでゴールを達成できるように貢献しましょう。

就活のGDでは役割どよりよりも、
①ゴール設定
②そのゴールに向けて議論の道筋を立てる事
この2点が話を円滑に進めるためのポイントになります。
Q130 就活のグループディスカッション(GD)で受かりやすい人と落ちやすい人の傾向を教えてください。
A130 【グループディスカッションに受かりやすい人の傾向】
・ゴール設定がイメージできている
・議論の目的や全体像を理解している
・目的に沿った的確な意見ができる
・人の意見にうなずき、否定せず、メンバーに気持ちよく話をさせることができる
・個ではなくチームを意識できる
・話を聞くことができる
・論理的に話すことができる
・タイムマネジメントができる
    
【グループディスカッションに落ちやすい人の傾向】
・発言をしない
・他のメンバーのことを慮ることができない
・的外れな意見が多い
・「自分が!」と目立つことばかりを意識している
・人の意見を聞かない
・自分の意見を譲らない
・ムスっとしており参加する姿勢が見られない
・メンバーの意見を否定する
・グループの和を乱す
・知識の自慢をする
・目的を理解していない
Q131 就活のグループディスカッション(GD)とはどういった種類があるのでしょうか?
A131 グループディスカッションには大きく3つのタイプがあり、5~8人のグループで実施されるのが一般的です
 
①話し合い型(自由討論)
出題率が高い形式です。1つのテーマが出され、グループ内で議論し1つの結論を出し、最後に発表するというパターンです。場合によっては発表せずに、終わる場合もあります。
※テーマ例   営業として最も必要な素養は何ですか?その理由も一緒に発表してください。
 
②ディベート型
あるテーマについて賛成派と反対派に分かれて討論する形式です。強制的に賛成派と反対派に分けられ討論させられるケースが多いです。旬な時事ネタがテーマになることが多いです
※テーマ例   サマータイムの導入について、賛成と反対に分かれてディベートしてください。
 
③ワーク型(ケーススタディ・問題解決・インバスケットなど)
ビジネスに関するテーマで、実践形式で議論を行うもの(例えば、売り上げの上げ方、客数増加のための施策などを考えるなど)また、資料を与えられて、その資料を元に議論するケースもあります(例えば、あるテーマについて、甲乙つけがたい選択肢の中から、優先順位の高いものを議論して選んでいくなど)
※テーマ例   デパート内の高級すし屋がつぶれた場所に、次に入れるテナントを以下から選んでください。中華ファーストフード・ウナギ屋・沖縄料理
→選んだものの良い点・悪い点を各自考えた後、グループで話し合って結論を出してください。
Q132 グループディスカッションの『ディベート』を上手に行うポイントは何でしょうか?
A132 「サマータイムに賛成か反対か?」などのテーマで話し合うディベート型は、自由討論型と比較すると
実施している企業が少ないのですが、課題として出されると苦手な方も多いようです。

ここでは、オーソドックスな流れを記載します。
基本的には、自由討論型と進め方は同じです。
 
①役割を決める
司会、書記、タイムキーパー、発表役をそれぞれ決定します。発表役は、発表内容をまとめてから決めることが多いです
 
②時間配分を決める
最終目標から逆算して考えて時間配分を決める必要があります
・意見をまとめる時間は何分必要か?
・まとめるための意見を出し合う時間は何分必要か?
・意見を出し合うために、個人で考える時間は何分必要か?
・個人で話し合う前に、全員で確認することに費やす時間は何分必要か?

③言葉や目的を共有する(前提を揃える)
これを事前にやっておかないと、議論が全く進みません。サマータイムとは何か?など議論の前に言葉の定義や議論の目的やゴールなどを全員で共有してから進めた方が良い場合が多いです。特に、人によって解釈が異なるであろう、あいまいな言葉であれば必ず共有した方が良いです 

④メリット・デメリットを軸に意見を出し合う
賛成派にせよ、反対派にせよ、双方のメリット・デメリットを軸に話し合い、マトリックス形式でまとめる方が議論に深みがでます。
 
⑤結論を出し、発表内容を考える
賛成派なら賛成意見の理由を反対派な反対意見の理由を明確にしてください。なんとなく賛成、反対ではダメです。最後に、理由を明確にして、意見をまとめてください。


ディベートは、一般的な話し合いと違い、
与えられた立場(賛成・反対)でいかに説得力をもった意見を構築できるか?が重要です。

筆記試験編

Q133 SPIとよく聞きますが、SPIとは何ですか?
A133 SPIとはリクルート社が、就職試験用に開発したマークシート型のテストです。
就職の筆記試験の中で、最も普及しています。

【受験方法】
会社によって様々ですが、下記の3つに分類されます。
①テストセンター
最近ではテストセンターといって、SPI受験予約を事前に行い、期限内好きな時間に、
近くの「テストセンター」まで受けに行くというのが一般的です。
一度、受験をすると、次回以降、他の会社の試験でも、その成績を受け継ぐことができるのが特徴です。

②ペーパーテスト
伝統的な「紙」による筆記試験です。指定された日に、企業の受験会場まで、試験を受けに行きます。

③WEBテスト
期限内に、ご自身のパソコンでテストを受けていただきます。

【問題形式】
いずれもマークシート形式です。
・能力適性
①言語 (長文読解、文の並び換え、熟語の成立ちなど)
②非言語(確率、集合、代金の清算、年齢算、比率など
・性格適性
Q134 SPI以外にもテスト対策をした方がよいでしょうか?
A134 SPI以外にも、テストの種類はたくさんあります。
多くの企業でテストとして利用されていて、就職活動で必ず受験することになると思われるテストは 下記の2つです。

■「玉手箱」(SHL社)
WEBテスト型で自宅受験するタイプで最も多く普及しています。
・能力テスト(計数・言語・英語)
・性格テスト(性格・モチベーション)


■「TAL」(人総研)
WEBテスト型で自宅受験するタイプの性格の適性テストです。
特に対策をできるものではありませんが、「不祥事傾向」を見るものなので、
絵などは奇をてらわず、分かりやすく、見やすい絵を書くことが望ましいです。

・質問に答える形式
・「未来の私」などのタイトルで図形を貼り付けて絵を完成させる形式

その他にもTG-WEB、SCOA、CAB・GAB、内田クレペリンなど多くの種類が存在し、
またその企業独自でテストを作成しているケースもあります
Q135 テスト対策でお奨めの本を教えてください。
A135 必須で買って頂きたいのは、 SPIノートの会(著)「この業界・企業でこの採用テストが使われている」です。
こちらで、テストの種類と、企業別にどのテストの種類が使われているかをチェックすることができます。

志望企業のテストの種類を調べたあと、
自分にとって必要な種類のテストを重点的に勉強するというのがお奨めです。

あとは、書店にて
「SPI対策」「玉手箱対策」「CAB・GAB対策(SEやコンサル志望向け)」など、それぞれの本が並んでいますので、中身を見て、自分が「見やすい」と感じる参考書を買ってみるとよいと思います。

参考書選びは大切なので、ネット通販よりも、書店で手に取って選ばれることをお奨めします。
Q136 テスト対策の方法を教えてください。
A136 1.SPIノートの会(著)「この業界・企業でこの採用テストが使われている 」にて、
企業別にどのテストの種類が使われているかをチェックし、自分にとって必要な種類のテストを知る。
その上で、対策すべきテストに優先順位をつける。

2.「SPI対策」など選んだ本を、まずは全部を1通りやってみる。
問題集の中で、「できる問題」「できない問題」を分けるために、いったんすべての問題を解いていきます。この時、回答が間違ったものや解説を見ても理解できない問題のみ、問題番号に「×」などの目印をつけていきます。
⇒解答を直接問題集に書くと、2回目以降が使いづらくなるので、解答はノートなど別の用紙に書いて、答え合わせをしていきましょう。

3.できない問題のみ解いていく。
2回目は、前回できなかった問題のみを解いていきます。前回解いた時には、解き方を忘れていた問題については、2回目(もしくは3回目)で解けるようになるので、できたら「×」の目印を消す。
また、前回よりも解く問題が少なくなるので、その分じっくりと解説を読んで、解き方を身に着けるようにしましょう。

4.3を繰り返す。
3回目以降は、さらに、できない問題のみを集中的に解いていきます。これを繰り返していき、できない問題を少なくしていくやり方をしていくと、できる問題が増えていくので、適性検査の通過率が徐々に上がっていきます。
⇒ただ、注意が必要なのが、適性検査の通過率が上がってきたなと実感するのは、適性検査の問題集を2~3回ほど繰り返してできる問題が増えてきたときです。(個人差はありますが、対策をはじめてから、およそ1か月経過くらい)

5.次の対策すべきテスト(玉手箱など)に、重点を移し勉強し、2~4を繰り返しましょう。
Q137 テスト勉強期間はどの位の期間を考えればよいでしょうか?
A137 人それぞれなので、一概には言えません。
1日集中して参考書を解けば、2週間位で終わってしまう人もいると思います。
また、日々あまり時間を取れない方は、電車の時間などを活用して3か月くらいかかる方もいます。


まず、前提として、少なくともSPIと玉手箱は最低限対策する必要があると考えましょう。
その上で、それぞれの問題集を2回位は解く場合、自分だと何時間確保する必要があるか?を考えてみてください。

また、特定の分野(英語、数学、国語など)が苦手な人は、2回解くだけでは足りない場合があります。
そのような方は3~4回解く必要があると仮定して、早めに始めた方がよいかと思います。

例年の傾向ですと、「付属校出身や推薦で、大学受験で筆記試験をしなかった人」はテスト対策で苦戦する人が
いますので、早めに対策に取り組みましょう。
また「大学の筆記試験で受験に使わなかった科目(私立文系の方は数学、私立理系の方は国語など)」が
苦手な方も早めに対策を行ってください。
Q138 「一般常識」「時事問題」の対策方法を教えてください。
A138 「一般常識」「時事問題」の問題集も売っていますので、必要な方は、こちらも対策をしてください。
就活試験用の問題集を一通り解いておけば、ある程度は網羅されると思います。

ただ、「最新のもの」「その業界特別な時事問題」などはまた個別に対策する必要があります。
それは、日々のニュースをチェックすると良いと思います。

「最新のもの」に関しては日経新聞をお奨めします。(詳しくはQ157)
また、「その業界特別な時事問題」に関してはQ77の方法で知識を深めるとよいと思います。

その他(就活用語)

Q140 「学校推薦」とは何ですか?
A140 理系の方の場合、「学校推薦」という制度があります。
学校推薦の制度は、「学校の推薦を利用して、その会社が第一志望である意思表示をする変わりに、内定をもらったら必ず入社する」というものです。
本命企業に学校推薦を利用できる場合は、利用した方が有利になると思います。
ただ、一番注意をしたいのは「学校推薦であっても、面接で落ちる可能性がある」という事です。
ですので、学校に相談し、企業研究も行い、油断せず対策を行いましょう。
 
学校によっては、「学校推薦」を利用する場合、「自由応募」による就職活動禁止とする大学があります。各大学、研究室、志望企業によって、「推薦」の意味するところに違いがあります。個別に制度がありますので、「学校推薦」のルールを事前に理解しておくことが大変重要です。
Q141 「総合職」「一般職」とは何ですか?
A141 「総合職」とは広辞苑によると「企業で(昇進に限定のない)総合的業務にあたる職」とあります。
もっと具体的にいうと「総合職」はさまざまな職種を経験しながらキャリアを積み、将来は幹部候補生となる職のことで、転勤の可能性があります。また、「一般職」とは「企業で、定型的な一般業務にあたる職」とあり、「原則として転居を伴う異動がない」となっています。「男女雇用機会均等法」の施行により、男性は責任のある仕事、女性は補助的な仕事という形の募集ができなくなったため、「総合職」と「一般職」を設け、どちらかを選ばせる方式が主流になってきています。
入社当時は「総合職」と「一般職」であまり給与の差はありませんが、入社5、6年もすると差が開いてきます。キャリアアップをめざすなら、「総合職」を選択することになりますが、残業、転勤などもいとわない覚悟が必要です。なお「一般職」で入社後、「総合職」に転換できる機会をもうけている企業もあります。企業によって「総合職」と「一般職」の仕事内容や待遇がそれぞれ違うので、企業研究をしっかり行ってください。
Q142 「リクルーター」とは何ですか?
A142 リクルーターとは、人事担当者以外で、一次選考もかねて入社志望者とコンタクトをとる社員のことを指します。同じ大学の出身者や、学生に年齢が近い若手社員が多いです。また、リクルーターは、会社で実際に働いている方達ですから、会社訪問などでは入手できない情報を獲得するチャンスでもあります。しかし、リクルーターの中には、選考の権限を持っている方もいるので、気軽な気持ちで接点を持つことはお勧めできません。自己PRや志望動機など、事前準備をしっかりしてから、会うことをお奨めします。
 
一般的なリクルーターの特徴について記載します
・選考権限を持っている
・宣伝・広報活動の要素を持っている
・学生のフォローを行う要素を持っている
・就職活動のアドバイザー的な要素を持っている
・大学の先輩・後輩の関係を活用して、接点を持つ傾向がある
・企業ごとにリクルーターの持っている役割や権限は異なっている
・リクルーターを有している企業は、リクルーター採用と説明会などの一般応募採用のそれぞれの採用枠を設定しているケースがある
Q143 「Uターン就職」「Iターン就職」とは何ですか?
A143 「Uターン就職」とは進学で上京し、出身地を離れた学生が「地元に帰って就職したい!」と地方で就職活動を行うことです。「Iターン就職」は、出身地に関係なく地方(各地域)企業への就職を希望することを言います。
Q144 「学内セミナー」とは何ですか?
A144 大学で行われる合同企業説明会。学校主催のものと、学生・企業主催のものがあります。
初期の就職活動には有効なイベントで、多くの大学では1月頃から始まります。毎日自分が通っている学校で話が聞けるため、気軽に学校の友人と一緒に参加できます。
また、学校のOB・OGが説明に来ることもあり、合同会社説明会や、企業の会社説明会などでは聞きにくい情報を取得できます。少人数で話を聞けるので、人事担当者に自分を印象づけるチャンスもあります。
実際に先輩たちのなかにも、学内セミナーがきっかけで、新しい企業に出会い、志望企業や志望業界の枠が広がったという人が多数います。なるべく早い時期から参加できるよう、キャリアセンター(就職課)からの情報を見逃さないようにしましょう。
Q145 OB・OG訪問と会社訪問(支店訪問)は何が違うのですか?
A145 OB・OG訪問と会社訪問(支店訪問)では明確な区別はありません。
両方とも、「自分で相手にアポイントを取って個別に会ってもらう」という意味では同じです。一般的には、OB・OG訪問は大学やゼミの先輩など、何か直接的なつながりのある人と会って質問をすることを指します。
 
会社訪問(支店訪問)は、会社に直接アポを取って、社内を見学したり、少人数で採用担当者や社員と会ったりすることを指します。
OB・OG訪問の方法、会社訪問の方法は、各大学・各企業で方法が異なります。
相手にお時間を取っていただくのですから、学校や企業が提示しているルールに基づき、失礼のないようにアポイントを取っていきましょう。
Q146 「第二新卒」とは何ですか?
A146 「第二新卒」の定義は明確ではありませんが、大学卒業後3年以内で25歳以下を対象とした採用活動を指すのが一般的です。
「第二新卒」の定義は、会社によって異なります。ですので、正社員の職歴がない、いわゆるフリーターを「第二新卒」に含む場合もありますし、職歴のない場合は「既卒」という言い方をする場合もあります。
Q147 「OJT」とは何ですか?
A147 On The Job Trainingの略。
職場において上司や先輩などから、実際の職務を通じたトレーニング、教育を受けることです。いわゆる「見習い」です。
逆に、Off The Job Trainingとは、
職場での業務を離れて行われるトレーニング、教育のことです。集合研修等がこれにあたります。
 
一般的には、Off The Job Trainingで新人研修を受けて、その後配属先の先輩からOn The Job Trainingにて、「見習い」をして仕事を覚えていきます。

その他(ビジネス用語)

Q148 「PDCA」とは何ですか?
A148 企業の説明会などに行くと、「PDCAサイクル」という言葉が出てきます。
行動プロセスの枠組みのひとつ。仕事などである目標に取り組むときに、
Plan(計画)→Do(実行)→Check(確認)→Action(行動)の順番に取り組むことが良いとされていて、PDCAという名称になっています。「PDCA」は「サイクル」ですので、Actionまで行ったら、さらにPlanに戻り、改善しより良いものにつなげていく発想です。
Q149 「WIN-WIN関係」とは何ですか?
A149 企業の説明会などに行くと、「WIN-WIN関係」という言葉が出てきます。
もともとは、『7つの習慣』の著者であるスティーブン・R・コヴィーによって提唱されている考え方です。
 Win(ウイン;勝つ、得をする)とは、勝利することです。Winの反対は、Lose(ルーズ;負ける、損をする)です。
Win-Winとは、お互いが勝者になる関係を意味します。具体的には、お互いが損をしないで、お互いにメリットがある関係を意味します。「Win-Winの関係」という表現で使われます。この関係性を築けていれば、その取引や人間関係は長く続きやすいのでビジネス上の取引の理想形とされます。
 
ちなみに、人間関係におけるパラダイムはWin-Win以外にもあり、下記の6つに集約されます。
Win-Win:自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること
Win-Lose:自分が勝ち、相手は負ける。相手を蹴落としてなんぼの世界
Lose-Win:自分が負けて相手が勝つ。相手が幸せになるならば、自分は常に踏み台でかまわない
Lose-Lose:相手が負けて自分も負ける。相手に勝たせるくらいなら足を引っ張って共倒れしたほうがマシ

その他(就活全般)

Q150 効率的な就職活動をするための順番を教えてください
A150 就活.salonでは効率的な就職活動を行うために、下記のような順番をお奨めしています。
(就活のスタート時期や、個人の希望や都合などで、カスタマイズする必要もありますが、一般例を記載します)

①自己分析(強み・個性発見・興味の方向性発見)
②自己PR作成
③就職の軸決定(強みを活かせる業界・職種、ライフプランに合わせた条件など)
④業界研究→業界選定
⑤企業研究→企業選定
⑥個別企業対策(ES、GD、面接など)

以上の流れを踏みながら、テスト勉強なども並行して行っていくとよいと思います。
就活.salonでは①~⑥の流れを中心に、マナー、第一印象、話す練習、見やすいESの書き方など
細かい個別レッスンをおこなっています。
Q151 就職活動のために、取っておいた方が良い資格ってありますか?
A151 「就職活動のために○○の資格を取っておくと良い」というものは特にありません。
資格を持っているだけでは、就職活動でのアピールにはなりません。「なぜその資格を取得しようと思ったのか、資格取得のためにどのような努力をしたのか、今後その資格をどう活かしていきたいのか」など、資格取得の背景やその後の活かし方をきちんと伝えることが大切です。
 
ですから、就職活動のための資格取得ではなく、社会人生活を送る中で必要だと感じるものや、本当に興味のある分野の資格を取ることをお奨めします。
Q152 就職活動と大学院の受験の両立は可能ですか?
A152 大学院の入試時期と就職活動の時期は全く同じというわけではありませんので、両方の準備や活動をすることは可能だと思います。 ただ、二つのことを同時に進める場合、なかなか集中できない場合もあります。
焦ってしまい結局どちらも中途半端になってしまったら勿体無いですから、もし入試と就職活動を同時に進めるのであれば、まずスケジュール立てなどの事前準備をしっかり行うことをお奨めします。
Q153 就職活動と公務員試験の両立は可能ですか?
A153 可能だと思いますが、公務員試験を行うからという理由で、民間企業への就職活動にモチベーションが上がらず、真剣に取り組み切れない人も多くいます。中途半端な気持ちで行っても、時間のロスになってしまいます。

お奨めの考え方としては、民間の就職活動を行って、民間の感覚を養うことが公務員試験にも有利に働くと考えることです。なぜならば、公務員試験でも面接があり、面接の倍率も非常に高い状況です。
その点において、企業の面接にたくさん参加することは、公務員面接対策に役立つという側面もあります。また公務員は、これからの時代、厳しい局面に対峙することもあると思います。「安定しているから」という理由では、面接は通過しづらいので、民間企業の面接で「主体的な入社後ビジョン」を語る練習をしていくとよいと思います。

ただ、民間企業の方をたくさん受けるのは不可能なので、「業界を絞って、効率よく」という点を注意するのと、「いつまで就職活動をするか?」などを予め決めておくことが大切だと思います。
また準備期間がある程度重なっているようであれば、どちらかに絞った方が良いという考え方もあると思います。
Q154 理系出身なのですが、総合職や一般職に就くことってできますか?
A154 理系出身の方でも、総合職、一般職のような事務系職種に就職すること(俗にいう文系就職)は可能です。
理系であることが、有利に働く場面も多々あります。

一方で、理系の方が陥りがちな点は
①専攻を活かせる研究職や技術職が第一志望で、文系就職がすべり止めだと思われてしまうこと
②文系の経済学部や商学部の人に比べて、学生時代に「企業」を理解する場面が少なく、間違ったイメージだけで、就活を進めてしまう人がしばしばいること
③単に「研究」などハードな仕事が嫌なので、逃げているのではないかと思われること
④文系就職を目指している人が周りに少ないので重要な情報が入りづらい
⑤研究が忙しくて、文系に比べて就活に集中できる時間が少ない
などです。
 
ですので、文系の友達などと情報交換しながら、「仲間」を作って客観的情報を得ながら進めていくことをお奨めします。
Q155 部活が忙しくて、就活する時間がありません。
A155 すべては優先順位をどう付けるかによります。
まずは下記2つの選択肢があります。
①体育会の推薦枠で決めてしまう
②公募で受ける
 
①「体育会の推薦枠で決めてしまう」場合、部活内で全員が使えるわけではないですし、行きたい会社に推薦枠があるかどうかは、その年の状況次第ですので、このルートを頼りにするだけというのはリスクが高い場合もあります。
②「公募で受ける」場合、部活を続けながら就活するのであれば、週に1回などの休みに徹底的に就職活動の予定を詰め込み、あとは移動時間などを利用して情報収集や勉強を進めていくとよいと思います。
またどうしても部活を優先させるのであれば、4年生の夏以降でも、募集活動を行なう企業はあるものです。ですから、「情報収集・自己分析・筆記試験対策」などを独自で進め、引退後すぐに選考に参加できるように準備をしておくと良いと思います。
ただ、夏以降では採用を終了させてしまっている企業があることも事実です。「後悔しない就職活動をしたい」というのであれば、ある程度は部活をお休みしながら就職活動をしていくしかありません。同じ部活の先輩に相談するなどして、両立の仕方を考えてみてください
Q156 新聞って読んだほうがよいでしょうか?
A156 新聞などビジネス情報に触れる事の就活上の主なメリットとしては、
①業界研究・企業研究になる、②時事問題のテスト対策になる、③金融総合職、商社総合職希望などの人は、経済や会社に対する意見を求められた時に答えられるようになる、ということだと思います。
 
就活でお薦めなのは、業界研究・企業研究に役立つ「日本経済新聞」です。
企業活動、経済活動に主眼を置かれた新聞で、ビジネスパーソンに支持されているからです。
ただ購読にはお金がかかりますので、金銭的に厳しい場合は、
「日経ニュースメール」などのメールマガジンに登録して、1日のトピックだけ読むというのがお奨めです。
 
また最近では「NewsPicks」「SmartNews」「グノシー」などのニュースアプリが登場して、これらはあらゆるWEBメディアを横断的に読み込んでいるので、非常に便利です。最新の情報ツールも活用しながら、賢く、有用な情報を取得していきましょう。